ありがとうと言ってくれて、ありがとう
鯛焼きリベンジを果たした。
今回はちょっといいかも。
羽根つきだ。
それにしても前回がひどすぎた。
その時生まれた鯛焼きを自分で「松ぼっくり」と呼んだが、それと今回作ったのを並べてみた。
お! 今回は鯛焼き! というか前回はやっぱり松ぼっくり!
松ぼっくりには胸びれもなければ顔もなく、同じ型で作ったとは思えない。
鯛焼きはやはり、松ぼっくり以上においしかった。
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昼は、30年ほど前に大学生協でしょっちゅう食べていた冷麺を思い出しながら作ってみた。
そうそう、「シーチキン冷麺」(380円だったかな)、こんなのだった。
きゅうりは乱切りじゃなかったような気もするけど。
ゆで卵を入れ忘れたので、後でいらすとやさんから借りてきて乗せてみた。
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夜の食材を求めて買い物に出かけた。
おいしそうな徳島産の枝豆があったので、たっぷりの塩でゆがいた。
兵庫の地物のヒイカとタコも売っていたので、どっちにしようか迷ったあげく、どっちも買った。
新鮮なヒイカは、旅とごはんとさんの「バーリのおじさま天国で朝ビールと新鮮魚介を」という記事を先日見て、とてもおいしそうだったので真似た。
10秒ほどさっとゆがいて、オリーブオイルとレモン汁で和える。
イタリアンパセリはないので、ベランダ菜園のパセリを刻んだ。
タコは新鮮そのものだったので、生のまま食べることに。
刺身にし、剥いた皮と吸盤は酢の物にした。
おぉ、ここまでタンパク質だらけ。
そして最後、追い打ちかけるようにタンパク質、いや大阪風トンテキ。
ウスターソースで照り照りだ。
タコ刺しに添えた大葉は、これまたベランダ菜園から摘んできたものだ。
あれ? ズゴック? いやジオング?
…に見えるのがトンテキ。
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皿をテーブルに並べながら、なんでこんなに作った? と息子に聞かれ、とっさに父の日だからと答えたら、いつもありがとうと返ってきた。
自分でご馳走用意するなんて、もはや父の日ではなく自分の日だけど。
でも、ありがとうと言ってくれて、ありがとう。
(2021/6/21記)