前回のこの「書く人あれば読む人あり」で、メンバーに向けて突然こんな呼びかけを行った。
既読スルーされるのではないかと恐るおそる呼びかけたにもかかわらず、驚くほど食いついていただき、あっという間に7人の参加が決まった。
ルールはいたって簡単、たったこれだけ。
僕がこんな冒頭を提供した。
少しシリアスでスリリングな書き出しにしてみた。
またメンバーの想像力を刺激するため、あえて季節外れの夏を設定。
さぁ、どんな展開になっていくのだろう。
1人1回あたりの持ち時間は3日間、この間に100字以下・3文以下の続きを足していってもらおうという実験。
3/17~4/5の21日間を1人3日、7人で回す、つまり1人1回書けばよい計算だ。
…と、ところが!
3日間考えあぐねる人などいない!
僕が合いの手を入れることすらできないハイペースで次々と文が足され、みるみる小説になっていく!
結果、48回も書き足され…
できあがった作品がこちら!
えー! 何これー!
淀みなく続く全5063字は、まさか7人(冒頭の僕を含めれば8人)が21日で書き上げた合作とは思えない仕上がり。
少しこの作品の考察をしてみよう。
参加者ごとに色分けしてみた。
また後の展開に重要な役割を果たすキーワードを赤字にした。