名古屋メシは種類多く、出張で10日ほど滞在しても毎晩飽きない
一昨日、ブラウザの画面いっぱいに紙吹雪が舞った。
おにぎりの記事がnote公式の「今日の注目記事」に選ばれたのだ。
選ばれるのはいつもグルメ記事だが、グルメは注目されやすいのだろうか。
もしそうなら、ますますグルメ記事を書いてしまうではないか。
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先日、北海道のジンギスカンについて書いた。
前職は出張がちで、一度訪れたら10日間ほど滞在するからよく食べたと。
名古屋に行ったらもちろん、名古屋メシ。
長期出張での食の楽しみは日本全国共通だ。
ただ、名古屋メシは「ちょっと変わったもの」という印象が強く、楽しみというより少し身構えていた。
手羽先
手羽先の元祖は〈風来坊〉だそうで、名古屋の友人に連れて行ってもらって初めて食べたのも〈風来坊〉だった。
手羽先は安い部位とはいえ、1羽から二つしか取れない、いわば希少部位。
写真の1皿で3羽分、と思えば合掌せずにはおれない。
でも食べ出したらそんな思いはどこへやら、端をもったまま丸々咥え、そのまま骨を引いたらするんと身だけ抜けて口に残るのが気持ちいい。
コショウがきいたヒリヒリ手羽先の〈世界の山ちゃん〉もうまい。
味噌煮込みうどん
赤だしが好きなので、味噌煮込みうどんも大好き。
有名な山本屋には〈山本屋本店〉と〈山本屋総本家〉があってややこしい。
いつも行くのは〈本店〉のほう。
煮込みなので注文してから運ばれるまでかなり待つが、食べ放題の白菜の漬物を何回もお代わりしながら、日本酒で二杯三杯とやりながら待つ。
〈総本家〉には漬物サービスがなく、別系列の店とは知らないまま入った時、待てど暮らせど漬物が出てこず、イライラした覚えがある。
味噌カツ
名古屋ならどこでも食べられるが、よく行くのは〈矢場とん〉。
トンカツは得意ではないが、味噌のおかげで最後までおいしく食べられる。
店の公式サイトによると、カツも味噌もくどいので、単純に掛け合わせると味が濃くなりすぎて、胸焼けがしそうなしつこい味になるとのこと。
え…読んだだけで気持ち悪くなるやん…
でも実際食べてみてそれが大丈夫ということは、店のワザというべきか。
写真で見るとやっぱりコテコテだけど。
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このほか、あんかけスパゲティ、きしめん、ひつまぶし、小倉トーストなど、名古屋メシは種類多く、出張で10日ほど滞在しても毎晩飽きない。
特徴的すぎて、初めての時は一口目に勇気が要るものが多いのも確か。
長い滞在のうちに二度食べてもいいと思えるものがないのも確か。
「ちょっと変わったもの」の印象は今もそのまま。
それでもどっぷりはまる、それが名古屋メシ。
(2021/9/1記)
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