![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80513767/rectangle_large_type_2_c253963b6bda773189ddae252a09ba22.png?width=1200)
神戸は豚まん天国
ちょっと豚まんの話をしようと思う。
先日、前の職場だった淡路を最後に訪れた時のことを記事にしたが、その中で少し豚まんについて触れた。
記事全体からすれば、豚まんについてのくだりはまったく本筋ではないので削除しようかとも思ったが、できなかった。
豚まんが好きすぎて。
といってもスーパーでチルドで売られているようなのはもちろんのこと、コンビニでほかほか湯気が立つものであってもご勘弁願いたい。
豚まんは、そこで包まれ、蒸されたものに限る。
神戸は豚まん天国。
三宮一貫樓
創業70年になる、センター街元町寄りの中華料理店〈三宮一貫樓〉。
僕がもっとも好きな豚まんはここのだ。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/77651325/picture_pc_0a69e5e5e60f104cb5c98c9fda21a212.jpg?width=1200)
人気店で常に行列ができるが、豚まんはもちろんすべて手作り。
ぎっしり詰まった餡の、豚肉の肉汁と玉ねぎの甘みが最大の特徴。
甘ーい!というのが最初に口をついて出る感想だろうか。
だからか、醤油をつけながら食べる人が多く、イートインスタンドには醤油はもちろん、酢醤油、ウスターソースも並んでいる。
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/77664054/picture_pc_ca23c406ce761d1a3d4a3aba068f30e5.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1654982021484-iAOBFC3DMm.png?width=1200)
四興樓(元町)
こちらも創業70年ほどになる広東料理店〈四興樓〉。
JR元町駅西口前に店を構える。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/77651339/picture_pc_c4e65251456c203fed0dac1ed68255b0.jpg?width=1200)
無添加で仕上げた餡を手で一つずつ包んだ大きめの豚まん。
餡は醤油が利いていて、豚肉の肉汁と玉ねぎの甘みが際立つ。
生地はふんわり甘め。
ランチにはオプションでミニ豚まん(100円)をつけることもできる。
![](https://assets.st-note.com/img/1653050858233-vQHwarYPNf.jpg?width=1200)
太平閣(三宮)
三宮駅からほど近いセンター街のマルイ裏にあるのが〈太平閣〉。
こちらも創業70年ほどというから、終戦を契機に豚まんの店があちこちにできたことになる。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/77651348/picture_pc_9b3668a139cb696aff880e2a4943bdaf.jpg?width=1200)
餡はぎゅっと詰まった感じだが、味は濃くなく絶妙。
生地はふんわりして〈四興樓〉のよう。
多くの人が通る目の前で無心に豚まんをパクつく幸せ。
![](https://assets.st-note.com/img/1653050922401-QwS08g6VIP.jpg?width=1200)
老祥記(南京町)
まもなく創業110年を迎える大御所。
豚まんの名付け親で、店頭にも「元祖豚饅頭」の字が躍る。
![](https://assets.st-note.com/img/1655010369120-MQvk6DoORP.jpg?width=1200)
ここの豚まんは小ぶりな一口サイズ。
餡は神戸では珍しくかなりしっかりめの醤油味。
横浜の肉まんに似ているかもしれない。
店は長蛇の列が一日中途切れない。
とはいえ回転は速いので諦めずに並ぶと意外とすぐ順番が回ってくる。
![](https://assets.st-note.com/img/1655010369409-0Mz5Bl80hq.jpg?width=1200)
家で作れるレシピも公開されている。
へんいち亭
という店があるわけではない。
神戸の四大豚まんを紹介するうち、自作のを思い出したので、以前紹介した写真を再掲。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/77651400/picture_pc_cf3641f97cc5ea165fb8a4cec468763d.jpg?width=1200)
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/77664708/picture_pc_b72985e54a02f3e1bb04cc657e5cd73c.jpg?width=1200)
名だたる老舗を差し置いて申し訳ないが、やっぱりこれがいちばんうまい。
***
豚まんの魅力は、肉を食べたい欲、野菜を食べたい欲、主食を食べたい欲が一気に、こんなにもおいしく温かく叶えられるところだろうか。
小さい頃から豚まんで育ったと言っても過言でない。
それが1個200円前後だなんて、やっぱりちょっと好きだ、これ。
ようやくまとまったゆとりの時間を手に入れたので、久しぶりに病院の話から離れてみた。
うん、ちょっと心晴れやか。
(2022/6/12記)
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