なんとか1kgでも2kgでも
やばいやばい、シンコがやばい——
シンコとはイカナゴの稚魚のこと。
神戸の春の風物詩〈いかなごのくぎ煮〉はこのシンコを使うのだが、近年漁獲量が激減しているのだ。
県の水産技術センターによると、まもなく始まる今年のシンコ漁は「漁獲量が激減した2017年以降で最も厳しい」とされ「危機的な状況」という。
1地点あたりの稚魚数は昨年比でいうと、神戸沖で17%、姫路沖で18%。
これ、本当に入手できるだろうか。
兵庫県のシンコ漁は、以前は安定して1万~2万トンの漁獲があったが、2