最後のキラ
初めにするのは
まず深い眼差し
それと
風向きによって変わる
髪の毛の行方
君たちはまだ若くて
なにも怖くない
指の間を風が逃げる速度で
昨日も今日も殺してしまうね
大事なのは
勢いだけだと思いがち
確かにそれも大ありで
お互いなにを求めても
あげれるものなんて
ほんのちょっぴり
君たちはまだ恐ろしい子供で
自分の世界だけしか
認めないのだから
それはそれで、よし
最後のキラ
キラキラと
光るはあの日の熱い眼差し
最後のキラ
キラキラと
揺れるのは君らの情熱と退廃
知らないことが
なんて素敵なのか
知らないことが
知ることへの
チャンスなわけを
大人はもう知ってしまう
無知の叡智
それらはキラキラと
君たちを生かすし
君たちを殺すけど
最後のキラ
最初のキラ
どっちも同じさ
最後のキラ
最初のキラ
どっちでも同じなんだ
指の先を風が触れる速さで
昨日も今日も死んでく
わかるのは
これだけ
最後のキラ
最初のキラ
どっちでも同じなんだ
#ポエム #言葉
これは何年か前に書いたものです。