接客について先輩が教えてこなかったこと 番外編1 「僕はお客様のために一生懸命やります」
ふと気づいたんですけれど、僕が読んできたいくつかのトップシェフのインタビューとかサービスマンの本には「お客様のために」という言葉って、決してメインでは書かれていなかったんじゃないかと思ったんですよ。人によってはそもそも触れられてもいない。
「僕は自分の料理で多くの人を喜ばせたい!」
「自分のサービスでたくさんの人を幸せにしたい!」
「私の店でみんなに楽しんでもらいたい!」
そういう志を否定はしません。むしろ素晴らしいことだと思います。しかし、僕がどことなくそういう気持ちに