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2025年あけましておめでとう!年賀状つくってみた~楽しんでつくったものは美しい♪蟻鱒鳶ル


新年あけましておめでとうございます。😊
2025年もよろしくお願いします。

年賀状みたいなもの、つくってみました。

年末に、三田のガウディと呼ばれる岡啓輔さんの「蟻鱒鳶ル」という建築を見に行ってきました。
地上を這う蟻、
海を泳ぐ鱒、
空を舞う鳶、
尊敬する建築家のル・コルビジェをとって「蟻鱒鳶ル」なのだそう。

秋ぐらいだったか、散歩の達人とかSNS界隈で噂になってて写真を見た。
コンクリートの建物なのに、なんか可愛らしさがあって、あたたかみがって、
とても有機的なビルに見えた。

その昔、バルセロナに本物のガウディのサグラダファミリアを見に行ったことがあって、
未完の建築って考え方が好きだなというのもあった。


ググってみると、岡啓輔さんのインタビュー記事などがたくさんあった。
読むと、とっても共感する考え方で、鱒鱒気になった。

福岡出身だそうですが、東京に出てきたときに、建築物を見て、
ぜんぜんわくわくしないなと思ったそう。
立派できちんとしているけれど、個性や味に欠けるというのか。。

建築の世界では、建築家が設計して、その設計図通りに完成することがよしとされる。
当たり前の話だけれど、
その工程には長い時間をかけて、多数の職人が関わるのに、そうい人たちの考えが反映されることはない。
それに疑問を感じたという。
なんか、豊かじゃないなと。

考える人と作る人の距離を縮めるには、自分で作るしかないという考えに至ったという。

また、コンクリートは今の時代、もって35年とかなんだけど、
大がかりに建てたわりには、35年しかもたないってどうよ、
昔の木造建築は100年、200年ってあるのに。
それで、強度を強くする工夫を凝らしたそう。


ハウルの動く城みたい

2000年に三田のこの場所に土地を購入して(すごいことですよね)
セルフビルドでつくっていく中で、
コンクリート打ちっぱなしっていうのは、
スマートでごてごてした装飾があるのはカッコ悪い世界だと思ってきたけれど、
どんどん装飾をしたくなったと。
食べたお弁当の型枠で、跡をつけたり、スタッフに恋人ができたのを祝って
♡♡♡マークをたくさん施したり、
家の柱に、子どもの身長を記していくような感じかな、
つくっていく過程のエピソード、思い出そのものを埋め込みながら制作していったそう。


生産と消費の境界線をぶっ壊せ!

始める前に、建築ワークショップで教わった言葉に、
イギリスの思想家、ジョン・ラスキンの
「楽しんでつくったものは美しい。
楽しんでつくってないものは美しくない」というのがあったそう。

やっていくうちに、その意味をだんだん理解していったそう。

ラスキンといえば、コミュニティデザインの山崎亮さんがよく話題にしている名前で、
コミュニティとかコモンに関係あるのだろうなと勝手に思った。

岡さんによると、
今の時代は、ものがあふれている。
ものを作らなくても手に入る。
だけど、ほんとうは母の手作りの洋服のように、
つくること自体、体を動かすことに意味がある。
つくることには「悦び」があるはずだ。
今はそれが奪われた時代ともいえる。


JA世田谷目黒の体験農園にて

それはつまり、わたしが、世田谷の体験農園で、
様々な農村や農に関わる場で、感じて伝えたいことと同じだなと思ったのです。

セルフビルドとは、食べ物の分野でいうと、自給です。
自分でつくることにまつわる心理的、社会的、物理的な健康・健全性こそ、
いまでいうウェルネビーイングですよね。

「楽しんでつくったものは美しい」。
そして、農的に言い換えると、
「楽しんでつくってないものは、大事じゃない」

だから食べ物を粗末にしたり、
食品ロスなんてものが生まれたりするんじゃないかな。

衣食住という人間の暮らしの3大要素。
食(農)においても、住(建築)においても、もちろん着る服に
おいても同じだと思いました。


だいこんにちは!楽しいことどんどんカブりついていこう~

さて、あけましておめでとうございます。

のメッセージとしては、だいぶ理屈っぽくなりましたが、
今年も一年、「たのしんでつくる」ことを大切に行動、発信していきたいと思ったのでした。
あと、個人的な今年の抱負として、
あまり農業・農村だけにこだわらず、ものづくり、大好きな民藝とか、
好きな器や建築とか、そういう文化的なことを積極的に見たり聞いたりしていく年にします!!

あなたは、何をたのしむ年にしますか?

好きな〇〇〇を愉しむ、楽しむ年にしよう!

ベジアナあゆみ

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