なぜ君はヴィーガンなのか(黎明期の回想からの今)
動物性の食材を使わない食生活に変えてみよう、と思いたち、はじめてから約15年が経つ。
当時、毎日新聞社ビルで働いていた私は、ビルの1階にあった流星書房という本屋さんのとある一角に、休み時間になると足しげく通っていた。そこには数は少ないながら、質の良い料理の本が厳選されて置いてあり、どの本も素敵で見るのが楽しみだったのだ。そのなかには当時はめずらしかったビーガンやマクロビの本もあり、今思えばそれはほんとにセンスの良いチョイスで、私はそれをわくわくしながら次から次に手に取って(立