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銭湯のいちご牛乳!?もとい、牛のお母さんのお乳の話

メルボルンに行った時、空港からシティに向かうバスに乗る前に、喉が渇いてセブンイレブンに駆け込んだ。
そこで買ったのがこのオーツミルクのチョコ味とイチゴ味。まだ現地の食糧事情?wを把握する前だったので、とりあえずおいしそ!の直感で買ったのだけれど、これがまたほんっとにおいしかった。
日本で飲めるプラントベースのイチゴ飲料とは格段の差、というか別物。
昔の銭湯に必ずあった、イチゴ牛乳。に近い。笑 一口飲むたびにおいしい!!と満面の笑みで声をあげたくらい。

これがいつも飲めたらいいな、と思う。
銭湯のいちご牛乳も好き(はるか彼方昔の記憶をたどれば)だけれど、日本で簡単に手に入る牛乳は9割がた、お母さん牛を人工授精で妊娠させて、子供を産ませて、お乳がでる体制にして、子供はどこか別のところへ連れて行って、お乳だけを人間が飲むために機械で絞る。そんな風に生産されている。それを人間がお菓子やお料理に使ったり、ラテにしたりいちご牛乳にしたりする。それであればいくらおいしくても飲みたくはない。
 私は、牛乳を忌み嫌っているのではないのです。きっと人間の口にとってもおいしいんでしょう。かといって、プラントベースミルクが大好きか?と聞かれたら、いや別に、くらいのもので。ここ、ビーガンの料理家してる、とか言うと100パー勘違いされてるんだけどさ。笑 
牛乳は伝統的な料理や昔から代々作られているチーズなどの加工品などにもなくてはならないものとして存在しているし、自身めちゃくちゃ食べていたし、それ自体に異を唱えているわけではないのです。現在のその牛のお母さんのお乳が人間に届くまでの構造、をきちんと知ってから、その構造を忌み嫌っている、のです。実はね。あんまり全面には出してこなかったけど。笑

今までずっとそうしてきたから、みんな特に疑問には思わないと思うけど、私は、今の世の中、選択肢として、お母さん牛を妊娠させて、子供を産ませて、身体をお乳がでる体制にして、子供はどこか別のところへ連れて行って、お乳だけを人間が飲むために場合によってはベルトコンベアーみたいな動けないところに並べて機械で絞る。ことを、しなくていい選択肢があれば、迷わず、そちらを選びたい。
今は、牛のお母さんを妊娠させて、子供を産ませて、ほとんどの場合は、お乳をたくさん絞るためにホルモン剤をたくさん投与して、お乳が自然より大量にでるからだにして、子供はどこか別のところへ連れて行って、お乳だけを人間が飲むために機械で絞らなくても、いろんなプラントベースのミルクが買えるようになった。
日本で売ってるプラントベースのミルクは残念ながら、くっそまずいものもある。笑 ていうか、くっそまずいもののほうが多い。
メーカーさん、こんなの売られた日には、たまたまこういうのも飲んでみよう、と思ってプラントベースミルクを選択した人は、あー、まずいまずい、だから牛乳のほうが絶対いいって!と思って、その選択をあきらめちゃうんじゃないか。いや絶対あきらめます。
とスーパーに行くたびに新しいものを発見して買って飲んでみては、がっくりすることがほとんどだ。

だから、どうせ作るんだったら、ちゃんと高みを目指してほしい。
むやみやたらに ま、こんな感じでいっか、ではなくて、ちゃんとオータリーとか、すでに海外でもたくさん売れているちゃんとおいしいプラントベースミルクを飲んで比べて、よし!これよりおいしいぞ!くらいの気概で作ってほしい。
普段、牛のお母さんを妊娠させて、子供を産ませて、ホルモン剤をたくさん与えて身体をお乳が大量に出る体制にして、子供はどこか別のところへ連れて行って、お乳だけを人間が飲むために機械で絞る牛のお母さんのお乳を飲んでる人も、あー!これおいしい!これだったら、牛のお母さんのお乳をのまなくてもいいや!と思えるようなプラントベースミルクをちゃんと作ってほしい。
そうすれば、売れますから。売れたら開発費も無駄にならないし、終売にしなくてもよいですし、会社の利益にもなりますし。何より優しい世の中になりますから。

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