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母の暮らしは謎だらけ
余計なお世話なのは百も承知で、実家の収納の仕方や暮らし方が気になる。なんというか、今まではある程度の距離があって気にならなかったのだけど、いざ車で10分ちょっとの距離に住んでみると、アラが見えるわ見えるわ。思った以上にアラだらけだった。
主に気になるのは母のとりあえずでなんでも片付けるところ。
典型的な『木を見て森を見ず』タイプの人なので、そこにそんなにこだわるの?というところは綺麗にしているのに、目の前のほこりには無頓着という矛盾が生じている。謎すぎて、気になったときには掃除機をかけているのだけど、そうすると今度は否定されたと思うようで「体が思うように動かないから、ロボット掃除機が欲しい。」と言う。
いやちょっと待て、と。
事故の後遺症で疲れやすく、体が思うように動かないのはわかるけど、まず原資はどこにあるのか。ない以上、まずは今ある掃除機でなんとか工夫してもらいたいところだ。
目の前の埃を取って、細かいところ(窓のサッシ等)は放っておいてもいいのではないか。私以上に物事に無頓着な父は、窓のことなど気にしていない。それよりも普段歩くところ、生活するところをもう少し気遣って欲しいなと思う。何より、母はハウスダストアレルギーなのだ。
本当に謎。どうしてほこりを無視できるのか。
それだけではない。
節約の仕方が小さいというか、それこそそこじゃないだろうと思うところばかり気にしている。コンセントをこまめに抜くとか、灯油代を数十円けちるとか。もっと大きな固定費や、これまで無計画で組んだローンのことなどはそっちのけで数十円、数百円単位のことをちまちましている。
私からみると、自転車で月に行くような果てしなさというか、そこをどんなに頑張ってもお金たまらないよ?と思うが、両親はせっせと節約に励んでいる。
まぁ二人で暮らすのだから任せておけばいいやと思っていたが、生活費が足りないようで、何かと支援を求められる。そうなると話は別だ。上記のようなことが気になって仕方ない。「立て替えておいて」と言われて立て替えたお金が本当に返ってくるのかどうかも不安だし、よかれと思って口を出そうものなら、攻撃されたと思った母が100倍返しで反論してくるだろう。
ただでさえ、隙あらば父の悪口(もはやモラハラ)が止まらないのに、これ以上頭に血を上らせたら、こちらの方がおかしくなりそうだ。
家族とはいえ、自分以外は全員他人。
それくらいの距離感で接していかなければ、私がストレスを溜め続けることになる。ただどうしても、掃除とお金の問題については我慢の限界かもしれない。どんなに柔らかく指摘しても攻撃されたと捉えられるので、思ったことをそのままぶつけてしまおうかと思っている。
それでダメならあとはお好きにどうぞ、という気持ちで今は案外割り切れているかもしれない。
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