深夜に食べるタルトは温かい
昨日はいつのまにかソファで寝落ちでいたようで、目が覚めたら1時を過ぎていた。
つけっぱなしだったテレビに目をやると『大豆田とわ子と三人の元夫』の再放送が流れている。今期最もお気に入りのドラマなのでそのまま見ることにした。
坂本裕二作品には素敵な台詞が沢山出てくる。
2話はやっぱり
『今の言葉が私のいちごタルトかも』
「僕までタルトもらっちゃったな」
このやりとりに尽きると思う。
お互いを肯定するような優しくて温かい言葉を、ご褒美としてのいちごタルトで表現するのがあまりにも粋で美しかった。
好きだとか愛してるよりきゅんとする。
見終わってからも何度も頭の中で反芻していると、心がじんわりと温かくなるのを感じる。二人のやりとりを見ていただけなのに、私までタルトを少しお裾分けしてもらったような気持ちになった。
今も思い出すと心が温かい。
心地よいまま眠ろうとしたものの、反芻していたら変に目が冴えて眠れなくなってしまった。結局朝方まで起きているはめになったことを除けば素敵な夜更かしだった。
恐るべしとわ子の魔力。
そのお気持ちだけで十分です…と言いたいところですが、ありがたく受け取らせていただいた暁にはnoteの記事に反映させられるような使い方をしたいと思います。