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呼吸が変わればパフォーマンスが上がる(基本の呼吸1)

運動やデスクワークをしていて肩や首に力が入りやすい。
体を思うようにコントロールできない。
マッサージをしても肩コリや首コリが治らない。
そもそも脱力できない。

このような悩みはありませんか?
このような悩みの原因の一つとして挙げられるのが「呼吸」です。
少しでも上記の悩みを改善したい方のために「呼吸」について解説していきます!


呼吸が大切な理由

呼吸は1日に約15000〜20000回行われています。飲食しなくても2〜3日は生きられるが呼吸をしないと10分も持ちません。それぐらい人間にとって呼吸は大切な〝動作〟になります。呼吸が正常ではなく肩を上げながらの呼吸や腰を反った呼吸になると20000回肩を上げる動作や腰を反った動作が助長され姿勢の崩れにつながります。

正常な呼吸とは?

では正常な呼吸がどのような呼吸かというと「横隔膜が上下して、横隔膜が呼吸のメイン筋として働いていること」です。近年、ストレスやスマフォの普及でこの横隔膜が動かない人が多く、呼吸が浅くなりがちです。横隔膜周囲には自律神経や循環器、大動脈が多く密集しているため、横隔膜が機能しなくなることで血流障害、代謝、体温調整、自律神経のコントロールが適切に行えません。呼吸をニュートラルに戻すことで体の調整器官が正常に働くようなり体に大きなメリットをもたらします。

横隔膜のポジションを整えよう!

横隔膜が上下するには横隔膜を正しいポジションにする必要があります。横隔膜は肋骨から腰椎に付着してドーム状のような形になっています。(下記の図)

横隔膜の解剖学

横隔膜を動かすにはこの肋骨や腰椎が正しい位置にあることが条件です。
それでは肋骨が正しい位置にあるか確認してみましょう!下の写真のようにみぞおち部分に指先を当てて肋骨に沿って手を当てます。

肋骨のポシジョンチェック
正常な胸骨下角

正常であれば手の角度が90°になります。この肋骨が90°以上開いている方は横隔膜が機能しにくいです。

基本の呼吸方法

①鼻から吸って鼻から吐く
口呼吸はNG!呼吸時に鼻腔を使うと横隔膜が働きやすくなります。
②息を吸う、吐く、止める割合は1対2対1
息を吸うを1とした場合、吐く時間は3〜4倍時間をかけてください。始めは慣れないため2倍で練習してみましょう!

この呼吸の方法を練習するだけで横隔膜は動いていきますが、先ほどお話しした肋骨と腰椎のポジションを正しくした状態で呼吸をする必要があるので次回、ポジションを整えた呼吸方法を掲載していきます。

参照
BREATH James Nestor
きほんの呼吸 大貫崇

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