中学校教師 #45 主体的に学ぶための指導
4月から中学校で勤務しています。
いずれは小学校に戻ることを考え、この経験を記録に残そうと思います。
異動の経緯や考えは下記参照
三平方の定理 「個別最適な学び」に挑戦!
章の導入はこんな感じ
いい感じの導入だったと思う。
前回までの挑戦
三平方の定理を理解するところ。
生徒が自分で選択した課題に本気で向き合っていた。
現在地
担当している3クラスとも、中間レポート2(三平方の定理を平面図形に利用)まで進みました。
来週は中間レポート3(三平方の定理を空間図形に利用)に進みます。
私立の入学試験が近づいているので、授業の中で確実に学習内容を理解することが重要です。
中間地点2で振り返る
記録を続けると、よく見ている生徒、あまり見れていない生徒がはっきりわかります。
良さ
前回と比べて、教師が話す時間を減らすようにしました。
前回は、それぞれの授業で簡単な課題を提示し、共有し、教師が解説。そして、生徒は問題を解きながらその日の達成度合いを確認していくという流れでした。
今回は、3時間のうち、初めの1時間の冒頭10程度だけ解説をしました。
※2種類の三角定規の辺の比について。
解説以降は、生徒が自分で課題を進めます。
オクリンクで10問程度の問題配付しました。
ヒントや発展的な問題についてはCanvaから見ることができます。
・いきなりレポートの問題に挑戦する
・オクリンクの課題をじっくり取り組む
配付された解答を見ながら進めたり、友達と教え合ったりする姿も見られます。
・問題集を活用してどんどん練習する
子どもたちの学ぶ姿は多様です。
しかし、どの子も授業の最後まで問題に向き合い、考え抜こうとする姿が見られます。前回よりも開設時間は減りましたが、そのことによって生徒が問題に向き合う時間が増えたことが良かったです。
また、全てを丸投げしているわけではなく、簡単な解説は最初にすること、生徒のリクエストに応えてヒントを与えたり、あえて教えなかったりすることで、生徒が学び続けることができたと感じています。
受験前の3年生だから当たり前?
もちろん、そのような側面もあるかもしれませんが、生徒が自ら問題を選び、自らの学力と学習力の向上に努めることができる授業デザインだからこそ、このような姿が見られると信じています。
ちょっと物足りないと感じることもあります。
個別の学習は確立され、生徒の満足度も高いかと思いますが、学級全体として学ぶ姿は見られません。一つの問題について、どのような解き方が適切か、得られた解をどのように生かすか…など、学級全体が話し合うような授業もできたらいいなとも感じます。
次回、空間図形への利用では、個別で進めつつも全体を意識した学びの場も確保できるといいなと思い、挑戦は続けます。
【「えがお」を大切に 焦らず、誠実に、前向きに】
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