中野砥石

どこにでもいる一般男性。ライトノベルの新人賞に応募している公募勢。noteでは多分身に…

中野砥石

どこにでもいる一般男性。ライトノベルの新人賞に応募している公募勢。noteでは多分身にならなさそうなことを書くと思います。

記事一覧

毛見河先生は天才科学者の霊に聞く 3話

3話理乃「毛見河先生」 工介「何でしょうか」「富士笠さん」  理科準備室に現れた理乃は、いつも通り授業の準備をしながら言葉を返す。 理乃「少し距離ありませんか?」…

中野砥石
2か月前
2

毛見河先生は天才科学者の霊に聞く 2話

2話理乃「あの、先生」 工介「また来たのですか」「富士笠さん」  理科準備室へ訪れた理乃は、再び工介に面会した。  悩みを抱えた表情で話されると、翌日の授業準備を…

中野砥石
2か月前
2

毛見河先生は天才科学者の霊に聞く 1話

あらすじ 彩苑高校に通う女子高生、富士笠理乃はある悩みを抱えていた。それは幽霊に憑かれている事。  そんな理乃はある噂を聞きつけ、ある人物の下へ向かう。その人物…

中野砥石
2か月前
4

2023年の総括

皆さまお疲れ様です。そしてお久しぶりです。 今年もあとわずかということで、今年の総括をまとめようと思いました。 さすがにこのままnoteを放置するのはもったいないし、…

中野砥石
9か月前
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2023年下半期の公募戦績

 皆さんお疲れ様です。  またこうしてnoteに書く内容が増えたのは嬉しい限りです。  なので書きたいことを書き連ねることにします。  今回書こうと思ったのは今年の下…

中野砥石
11か月前
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自分の出発点と現在の自分に至るまで

 多くの創作に向き合っている方々は「〇〇の作品に感銘を受けて、自分もこんな作品をつくりたい!」といったきっかけが多いと思います。  ですが、自分が創作を始めたき…

中野砥石
1年前
27

毛見河先生は天才科学者の霊に聞く 3話

3話理乃「毛見河先生」
工介「何でしょうか」「富士笠さん」

 理科準備室に現れた理乃は、いつも通り授業の準備をしながら言葉を返す。

理乃「少し距離ありませんか?」
工介「そんなことありませんよ」

 疑問を抱いていた理乃は尋ねてみるが、工介は否定する。

理乃「そう言いますけど」「なんで扉を開けた私を見て距離取ったんですか?」
工介「そ、それは…」

 半眼で見てくる理乃に、工介はわずかに全身

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毛見河先生は天才科学者の霊に聞く 2話

2話理乃「あの、先生」
工介「また来たのですか」「富士笠さん」

 理科準備室へ訪れた理乃は、再び工介に面会した。
 悩みを抱えた表情で話されると、翌日の授業準備をこなしながら返事する。そんな工介に理乃はすぐ目の前まで駆け寄って白衣を掴む。

理乃「先生もわかってるでしょ!?」「私に憑いてる霊が全部祓われたわけじゃないんですよ!?」
工介「そんな事ですか」
理乃「そ、そんな事って!?」

 白衣を

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毛見河先生は天才科学者の霊に聞く 1話

あらすじ 彩苑高校に通う女子高生、富士笠理乃はある悩みを抱えていた。それは幽霊に憑かれている事。
 そんな理乃はある噂を聞きつけ、ある人物の下へ向かう。その人物とは霊を祓う力を持つ理科教諭、毛見河工介だった。
 理乃は霊を祓ってもらうように頼むが、工介はある条件を出す。それは、理乃に憑りつく科学者の霊に憑依されインタビューを受ける事だった!
 歴史に名を刻んだ科学者の人生を直に聞きたい工介の条件を

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2023年の総括

2023年の総括

皆さまお疲れ様です。そしてお久しぶりです。
今年もあとわずかということで、今年の総括をまとめようと思いました。
さすがにこのままnoteを放置するのはもったいないし、周りの方々も定期的に投稿してあらっしゃるので、滑り込みしておこうと思いました。

公募に関しては、時間が過ぎるのが早かったです。
作家志望の方々との交流も楽しくて、時が過ぎるのが早すぎました。

今回は、今年の振り返りも含めて公募と作

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2023年下半期の公募戦績

2023年下半期の公募戦績

 皆さんお疲れ様です。
 またこうしてnoteに書く内容が増えたのは嬉しい限りです。
 なので書きたいことを書き連ねることにします。

 今回書こうと思ったのは今年の下半期に応募した新人賞の選考結果が発表されたからです。
 この2023年の一年間は今まで以上に計画立てて執筆してます。
 その下半期に選考発表されたレーベル、第16回前期GA文庫大賞、第20回MF文庫Jライトノベル新人賞第1期、第37

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自分の出発点と現在の自分に至るまで

 多くの創作に向き合っている方々は「〇〇の作品に感銘を受けて、自分もこんな作品をつくりたい!」といったきっかけが多いと思います。
 ですが、自分が創作を始めたきっかけはとても安直で他愛無いものでした。

 それは自分がまだ理系の大学院に在学中のこと。
 修士論文を作成中、添削のためにボス(担当教員)に自分の纏めた論文をついて怒られたのがきっかけです。

 おそらくここまでの内容で創作に触れるきっか

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