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メンタルで休職したら、落ちこぼれなのか?
30歳になる年に、適応障害で休職した。
職場環境が合わず、転職してわずか2か月足らずでダウンした。
休職期間は1年2か月。
体調が回復してくると、「辞めてやる!」と思う時期と「でも、やりたいと思っていたことをまだやれてない・・・」という未練タラタラな時期とを行ったり来たりしていた。
結局、私は復職を選択し、2年半ほど働いたあと退職した。
1年目は上司も私の体調を気にして、とても慎重に(要はすごく気を遣われながら)接してくれていたが、2年目で上司が変わると、休職のことは知っていたが他の同僚と変わらないくらい仕事を任せてくれた。
退職することを上司に伝えたときはすごく驚かれ、「これからどんどん成長していくのを見るのが楽しみだったから、正直ショックです」と言ってくださった。
一方、自分自身はどんな感じだったか、思い出してみた。
復職後の最初の1年は、自分に自信がなかった。自信ゼロ。というか超マイナス。
期待して転職した矢先に予期せぬ休職、しかも1年以上。
自分は毎日職場に行くことすらできないダメ人間だ。なのに転職も決められない。職場のお荷物だ。こんな私に、仕事を任せてもらえるわけがない・・・ほら、また眠れなくなった。今日は休もう。
そんな毎日だった。
2年目になると、くよくよしているのがだんだんバカらしくなってきた。
休職期間も含めると、2年以上もくよくよしていたのだ。さすがにもうお腹いっぱいだった。
ここでやりたい仕事をして、自分の糧にしたい。あわよくば数字だって出したい。
慣れてないから、時間はかかるし要領も悪いけど、ちゃんとやるから。
だから、わたしにその仕事をくれー!
今さら気付いた。
周りは自分の鏡だった。
私が自信がないから、はれもののように扱われる。
私が前向きに取り組むから、任せてもらえる。
今、色々な状況の方が読んでくださっていると思う。
精神の不調なんて無縁で、バリバリ突き進んでいる人。
しんどくて、病院に行こうか迷っている人。
休職中の人。辞めた人。転職した人。
復職明けの部下を持つ人もいるかもしれない。
「落ちこぼれかどうか」は、実は自分以外にジャッジする人がいない。
自分が落ちこぼれだと思わなければ、あなたも私も、絶対に、ぜーっったいに落ちこぼれなんかじゃない。
この瞬間も、そんな前向きになんて考えられない…という方ももちろんいると思う。私だって、ちょっとでも油断したら今すぐネガティブに考えてしまいそうだ。
そんな人には、私がお伝えしたい。
あなたは落ちこぼれじゃない。弱い人でもない。
人のいたみがわかる、心の豊かなすばらしい人です。
前に進めないときは立ち止まって。
立っていられないときは、おうちでのんびりして。
そうやって過ごしていきましょう。