述べる平和…
2024年 10月14日(月・祝)
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〈気になる記事・後半…〉
「原爆投下は正当だった」アメリカ人学生の言葉に日本人精神科医が返した言葉
(記事本文抜粋…)
10月11日、2024年ノーベル平和賞に日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)が選ばれた。広島・長崎に原爆が投下されてから79年の悲願がやっと実った形となった。
様々な国が受賞に関して報道し、79年前広島・長崎で何が起きたのか、日本被団協が長年発信してきた「核なき世界」への様々な活動やメッセージなども紹介された。 しかし、アメリカと日本では原爆投下に関して温度差は大きい。
「アメリカで第二次世界大戦について語られるのは、ヒットラーやユダヤ人大虐殺についてが中心です。そして、映画やドラマといったメディアで題材として多く扱われるのは、第二次世界大戦後の冷戦に突入してからのロシアとの駆け引きばかり。原爆投下に関しては、“投下した”という事実以外、ほとんど語られることがありません。 実際にあのとき、広島や長崎にいた人々が体験した“人間としてのストーリー”は語られることがほとんどないのです」
というのは、ハーバード大学医学部准教授で小児精神科医の内田舞さんだ。
内田さんの祖父は広島出身で、現在も多くの親戚が広島に暮らし、祖父や親戚から、原爆の体験について伝え聞くことが多かったという。しかし、アメリカで暮らすと、原爆に対する意識は、日本と大きく異なる場面が多々あるという。
私は今年『ソーシャル ジャスティス小児精神科医、社会を診る 』という本を書きましたが、その中で第6章に「ベトナム帰還兵との対話 ThemとUsは簡単に分けられない」というタイトルで、私がイエール大学の研修医だったときに受け持った患者さんとの対話を綴りました。
ベトナム戦争から帰還したアメリカ兵である患者さんは、ベトナムでのトラウマからアジア人を心から嫌う人種差別主義者になってしまい、そしてPTSDの治療のために来た病院で割り当てられたのが日本人である私だったという実話です。
この帰還兵さんと出会ったときは、彼の差別的な言葉に圧倒されて、私も彼に嫌悪感を抱きました。しかし、彼が「おまえは何人だ?」と質問したのに対して、私が「教えてあげるけど、まずはなんでそれを知りたいかを教えてほしい」と返したことで、彼の様々な体験と正直な思いを語ってくれることとなったのです。
それから2年間、彼は治療のため毎週通院しました。そして、私との対話を重ねることで、次第に彼の心が変化していく姿を目の当たりにしたのです。この体験は私に、戦争やトラウマという体験の複雑さも含め、分断の反対側にいるように見える人とも、心の交流を通して分断を乗り越えられるという希望を抱かせてくれました。
また同時にこの体験は、人々の行動や感情の発露に注目して耳を傾け、一面的でなく多面的に向き合うことの大切さを改めて学ばせてくれました。「経験の共有が共感を作る」、そして「その共感が平和を守る」……私はそう信じています。
しかし、人生の中で出会える人の数は限られています。だからこそ、芸術やメディアを通して知ることのできる他の人のストーリー、経験には価値があるのです。
…以前、第二次世界大戦末期の硫黄島での日米の戦いを、日本兵の視点で描いたクリント・イーストウッド監督の映画『硫黄島からの手紙』を見たアメリカ人が、「敵国の日本人にも家族や彼女がいたりして、それぞれの思いで戦争を生き抜いたことを初めて知った」と答えている印象的なインタビューを見たことがあります。
それまでアメリカで観た戦争映画では、敵国の軍人たちはただ敵として描かれるだけで、それぞれの暮らしぶりや顔が思い浮かぶことがなく、彼らの人生や物語について考えるきっかけがなかったのだと。
しかし「世界の様々な人の経験を描く」ことは、自国中心の歴史観の裏に隠れていた、いくつもの生きた声に触れることを可能にしてくれる。そのなかで単純な敵・味方にとどまらない歴史観が育まれるのだと思います。
アメリカやヨーロッパで核兵器に関して議論される際、私は日本人として、どうしても違和感を感じることが少なくありません。それは、核の抑止力のような核兵器にまつわる理論や核兵器保持の必要性を正当化する政治的な背景ばかりが議論され、実際核兵器が使用された後の人々の苦しみの悲惨さが語られないからです。
こう感じるのは、私が日本で受けた教育や、『はだしのゲン』などの漫画や、井伏鱒二の『黒い雨』などの小説、そして広島出身の祖父や親戚の実体験から、実際に核に翻弄された人々の人生を知る機会に恵まれたからでしょう。
日本から世界に伝えなければならないストーリーが広く語られることを祈っています。
こうしている今も、ロシアとウクライナ、イスラエルとパレスチナなど世界では武力での衝突が続き、核への脅威は非常に危ういところに来ていると感じます。
今回のノーベル平和賞は、そういった核の脅威が迫っていることのひとつの問題提起であることは確かです。この受賞は活動されてきた日本被団協の方々の血のにじむ努力の賜であると同時に、私たちはその思いを引き継ぎ、発信し続けなければならないと、受賞のニュースをボストンで見ながら強く感じました。
ヒロシマ・ナガサキから「Never Again(二度と繰り返さない)」のメッセージを世界に広めていくこと、世界唯一の被爆国の日本だからこそできる、とても重要な平和へのアクションだと思うのです。
👉「世界の平和を維持する為には核抑止力が必要…」
それって本当ですか…??????
そんな方法しか思いつかないほど…
各国の首脳陣はアホさんですか…??????
防衛費を増やして…
その武力を見せつける事が…
世界の平和を生み出す方法ですか…??????
そんなアホさんたちより…
この「日本被団協」の方々の“語り部”のほうが、何千倍も世界の平和に役に立っているのは間違いありません…。
その莫大な防衛費を…
このような「伝える」部分に使えば、どれだけ世界の平和に役立つことか…。
特に自民党のみなさん…。
ちゃんと勉強してください…。
もっと戦争の本当の悲惨さを…
先の総裁選のときに…
この日本の安全保証について、その戦争の悲惨さを語り訴えていたのは上川陽子氏ひとりだけでした…。
そしてもうひとりの女性や新首相になられた方などは、特に日本の武力を倍増させようと躍起になって語られていました…。
その新首相なんかは…
ある方によれば「武器オタク」と言われているそうじゃないですか…。
そんなんで大丈夫ですか〜
でも…
与党自民党である限り…
それは誰が首相をしようが変わらない現実…。
では…
どこの党だったら…
その戦争の本当の悲惨さを知り、それを回避する本当の平和政策が出来るのでしょうか…。
そして…
唯一の被爆国として…
その世界における日本の重要な役割りを…
国民と共に果たせるのでしょうか…。
いずれにしても…
様々な社会問題や経済問題があるにせよ…
いちばん優先されるべきは「Never Again(二度と繰り返さない)」なのではないでしょうか…。
そして…
わたしたち日本国民は…
もっともっとわたしたちの先人・先輩たちが…
実際に戦争や核に翻弄され、悲惨な体験・経験をされたその事実に向き合い、そしてそれを知り、そしてそれを語り発信して行かなければなりません…。
それが今…
この時代この世界の…
この日本国に生まれた…
わたしたち日本人の役目なのではないでしょうか…
「一部の民族や一部の人間を中心とした世界観の裏に隠れている、いくつもの生きた無念の真実…」
そしてそれに触れ、それを知ることで…
「単純な敵・味方に留まらない新しい世界の歴史観…」
もともとは“世界はひとつ”…。
この世界は“元ひとつ”…。
そんな本当の世界の真実に迫る鍵も…
もしかしたらこの日本に隠されているのかもしれません…
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