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土地の記憶…
2025年 2月13日(木)
昨日の景色…
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〈気になる記事・後半…〉
道路陥没事故が起きた八潮市 「潮」の一字が伝える土地の記憶と先人の警告
(記事本文抜粋…)
1月28日に埼玉県八潮市で道路が陥没し、74歳の男性が運転するトラックが転落した事故は、予想を超えて被害が広がった。穴は拡大し続け、深さも増している。それには複数の原因が指摘されており、そのひとつは約10メートルの地中に埋設されていた下水道管の腐食である。
汚物をふくむ有機物から発生した硫化水素が空気に触れ、酸化して硫酸になったことからはじまったという。そのせいで鉄筋とコンクリートでできた下水道管が溶け、小さな穴が開いたところに、今度は地下水や土砂が少しずつ侵入。こうして地表とのあいだに空洞ができ、陥没につながったというものだ。
また、もともと地盤が軟弱だったため、空洞ができやすかったという指摘もある。八潮地域は砂地盤で地下水位も高いので、下水道がわずかでも破損すると、そこから砂が流れ込みやすいという。地盤が軟弱だからこそ、いったん問題が生じると地盤沈下につながりやすかった、というわけだ。
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そこで引っ掛かるのが「八潮」という地名である。一般には地名につく「潮」という文字は、地盤が軟弱な可能性を示唆しているといわれる。だが、そうはいっても、八潮市は内陸県である埼玉県の自治体である。県内では南東部に位置しており、ほかの自治体よりは相対的に海に近いものの、海岸線からは15キロ以上離れている。それなのになぜ「潮」なのだろうか。
八潮市は、市の東側を流れる中川と西側を流れる綾瀬川にはさまれた地域だが、かつてこれらの川はたびたび氾濫し、水害が発生していたようだ。そもそも江戸時代に利根川が東遷、荒川が西遷させられる以前には、中川はこれらの大河の下流で、しかも西側の綾瀬川は荒川の分流だったので、たしかに水害が発生しやすい条件がそろっていた。
東京湾の上げ潮に由来していた
1910年(明治43年)に洪水被害が出たのちには、八潮市南東部の中川が大きく屈曲した部分の流路を変え、直線化する工事が行われている。
このとき流路が変えられた箇所に架けられた橋は「潮止橋」と呼ばれ、そこから陥没事故が起きた地点までつながる通りは「潮止通り」という。その由来だが、『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』の「潮止橋」の項には、「潮止という地名の由来は、東京湾で上げ潮の際中川の水が逆流して上流までさかのぼり、この付近まで流れてきたことからつけられた」とある。
実際、潮は八潮市まで上ってきていたのである。そして、潮止橋の周辺は、明治時代の町村制施行時には「潮止村」といった。それが昭和の大合併に際して、北部の「八條村」と西部の「八幡村」の頭文字を合成し、「八潮市」が誕生したのだという。いずれにせよ、八潮市の「潮」の地は東京湾の上げ潮に由来するとともに、その周囲では、頻繁に洪水が発生していたのである。
もちろん、「八潮」という地名の由来を知っていたからといって、事故を未然に防げるわけではない。だが、その土地の履歴を知って、災害などへの心づもりをするうえでは参考になるはずである。
地名は失われても公園に名を留める
ただ、そういう地名が残っているとはかぎらない。たとえば、名古屋市天白区では2000年の東海豪雨で天白川が氾濫。区内の各地に濁流が押し寄せて死者も発生し、のちに内閣府が激甚災害に指定した。この地域は新興住宅街で、災害を予見できそうな地名は見当たらない。だが、天白区植田山に「蛇崩第一公園」という名の公園がある。
この地域には、かつては「蛇崩」という地名があり、その記憶が公園の名に残っていたのである。前述したように、「蛇」は川が激しく蛇行する様子を象徴しうる。それが崩れるというのである。
また、2014年に広島市安佐南区や安佐北区で大規模な土砂災害が発生した。なかでも被害が大きかった八木地区は、がけ崩れなどの警戒区域の指定外だったため、油断があって被害が拡大したと指摘された。じつは、この地域は古くは「蛇落地悪谷(じゃらくじあしだに)」と呼ばれていたという。蛇が地に落ちる悪い谷だとはたいそうな呼び名で、過去にもよほど甚大な土砂災害が発生していた、ということではないだろうか。
しかし、開発が進んで響きのよい地名に変更されてしまうと、地名に刻まれた先人の警告は伝わらなくなってしまう。
地名には土地の記憶が詰まっている
気をつけるべき点もある。前述したような文字が表すのは、あくまでも可能性である。現実に、河川が氾濫したことでついた地名、土砂崩れが起きたからついた地名だったとしても、そういう名がつく場所では災害が起きる、というわけではない。そう呼ばれるエリア全体が危険だというわけでもない。その土地は危険だといった言説が広がって、地価が下がるようなこともあってはならない。
ただ、地名には土地の記憶が詰まっていることはまちがいない。それなのに、とくに高度成長期以降、合理性だけを求めて住居表示を改変し、さらには古来の由緒ある地名が、たんにイメージだけを優先したハイカラな名前に変えられたりした。平成の大合併の際も、なんの配慮もされずに消えていった歴史的な地名が多かった。
地名とともに土地の記憶を捨てると、災害の可能性を予知できなくなるだけではない。私たちが、自分自身の住む土地の歴史や伝統から切り離され、その土地や地域に親しみや誇りをいだけなくなるということでもある。
石破茂総理は「若者や女性に選ばれる楽しい地方」をめざすという。だったら、ぜひ考えてほしい。地方に住まい、地方に誇りを持つためには、自分が住む地域の歴史や伝統に誇りが持てることが不可欠だろう。地名が歴史や伝統と切り離され、その土地ならではの独自色が失われてしまったとき、その地域に執着する気持ちも薄らぐのではないだろうか。
八潮で起きた不幸な事故が、せめて地名を見直すきっかけになるといいのだが。
👉
「地名にはその土地その場所の記憶が詰まっている」
それが…
その土地その場所でかつて生きた先人たちによる、未来の人たちに向けてのアドバイスであり、ある種の警告なのかもしれません…。
そんな決してたまたまつけた名前ではない、ちゃんと意味のあるその土地の名前…。
それを…
今を生きるわたしたちの都合で勝手に変えて行く事で、その先人たちの警告が無視されることが危惧されます…。
地震や津波に台風、そして河川の氾濫など、予期せぬ大災害が頻発しているこの世の中のこの時代…。
その土地の名前だけに限らず…
その場所の歴史やそこで生きた先人たちの人生やその気持ちをたまに想像することも、もしかしたらそこに関わる人間には必要なことなのかもしれません…。
そして出来ることなら…
そこで手を合わせるだけの気持ちも…
「歴史は繰り返す」
とはよく言われますが…
そうならないために先人たちがわたしたちに遺してくれていることもあります…。
それを汲み取り…
それに備えることも…
必要なのかもしれませんね…
〈気になる記事・前半…〉はこちらから…
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