良いカウンセラーさん
①いいカウンセラーさんとは
1 患者をバカにせず、対等に接してくれる人
以下、具体例
・私の話(私がとった行動、選択)をピシャリと否定しない
(生死に関わる相談の場合はまた別)
・否定の代わりに、助言をする
他の方法があればそれを提供、起こりうる危険があればそれを提供
もしくは、考えさせてくれる
・カウンセラーさんの考えを押し付けてこない
(押し付けるというのは、カウンセラーさんが
正解はいくつもあるという前提ではなく、
カウンセラーさんの答えだけが正しいという一択以外、全否定する対応)
・私の話を一旦全て受け止める
・私のとった行動の経緯に理解を示してくれる
・不安を無駄に煽らない
・そのためにはカウンセラーさん自身が
この世界に不安を抱いておらず、
自身の凸凹を受容し、ありのままの自分で存在して良い
という安心感を持っている
・カウンセラーさん自身が「失敗」を敵視していない
・返事を急かさず、こちらの理解やまた言葉にするまでをゆっくり待ってくれる
・感情的にならない、落ち着いている
・決めつけない
・私の方がたくさん話す
・対等な関係を築く
・私を尊重してくれる
・「大丈夫だよ」という笑いはあっても
「そんなトリッキーなことをして!?」という嘲笑はない
・お互いの立場を逆転しても失礼にならずに、成り立つ関係
2 カウンセリング中の自分の状態
・思いのままに話ができる
(こんなこと言ったら、カウンセラーさんにバカにされたり、非難されたりしないだろうか、と不安になったり、それを避けるために、言い訳や前置きを説明したくなる状態は、自分がありのままでいられず、緊張している状態)
・自分のペースで話ができる
・安心している
・カウンセリングの後、視野が広がったり、
胸のつかえがとれたり、カウンセリング前よりも、スッキリしている
・カウンセラーさんに失礼にならないように、とか
カウンセラーさんに感謝を伝えて、立てなければ、とかの
不安からの気遣いをしない
(お互いの関係を円滑にするための気遣いではなく、
少しでも恐怖心からの気遣いである時は
自分が緊張している状態だと思う)
②新しいカウンセラーさんへの手紙
〜新しいカウンセラーさんに自分が何を求めるのか
手紙にして、言語化してみました〜
カウンセラーさんへ
お願いしたい対応
🔸私の自己紹介
・虐待されて育ちました
「バカにされること」に過敏です
↓
尊重して欲しいです
🔸私は不安が強くなりやすいです
↓
無駄に不安を煽らないでください
・私は発達障害、自閉症、ADHDです
私は周りの状況を把握しにくく
視野が狭くなりがちです
↓
私にない視点・視野・情報があれば
提供いただければ助かります
ただし、最終的に選択をするのは私です
提供は受け付けますが、強制は受け付けません
🔸私は言葉が足りません
↓
もしカウンセラーさんが私の言動に?と思ったら
私にその言動の経緯を聞いてください
🔸私のカウンセリングの目的は
私と私の家族の生活がより便利で快適になるためです
定型発達がマジョリティの社会への適応方法を知っておくと
単に便利なので、知りたいです
私の特性の自覚や、特性へのケアの方法を知っていると、
負担が減り楽になるので
楽になる場合は、それを知りたいです
マジョリティ社会への適応は私にとって手段であり、目的ではありません
↓
カウンセリングの目的も、私と私の家族の生活が快適になるための
アイデアを知るためです
私にアイデアを提供していただくのは受け付けますが
私をマジョリティの型に押し込むことはしないでください
🔸私は頭の回転が遅いです
↓
返事を急かさないでください
焦ります
ゆっくり待ってほしいです
話をさえぎらず、最後まで聞いてください
🔸理由があるのですぐに否定しないでください
理由①複合的に考えた
カウンセラーさんの提唱してきた考えと違う行動を
私がとった時、
私が複合的に考えた場合があります
・前回やそれ以前のカウンセリングから状況が変わった
・カウンセラーさん以外の視点も含め、判断した
・私は常に相談先や情報入手先を分散しています
理由②私がステレスでパンパンで一息つくための選択だった
↓
将来起こりうる問題の可能性、または危険性の助言はありがたく
私にその時点で見えていないなら、ぜひお願いします
ただ、私の状況にもご理解をいただいた上で
お願いします
🔸嘲笑しないでください
・OKな笑い
大丈夫だよ、という笑い
・傷つく笑い
私が私や家族のために真剣に考えだしたこと
また、他にどうすればいいかわからず
苦しみながら選んだこと
それらに対し、
「そんなトリッキーなことをして!?」という意味で笑われると
傷つきます
また、上のことを全否定されると傷つきます
↓
私の経緯に理解を示した上で
「こういう方法もありますよ」という伝え方をのぞみます
🔸視野が狭い私はいわゆる盲目の状態です
↓
助言をくださるときは
私に安心を与えるために細かな状況の説明があると助かります
否定だけだと、自分が今崖の立っているのか、どんな状態なのかわかりません
説明があると、自分が広い部屋の中にいて、50メートル先に段差がある
などがわかり安心します
③自分がわかっておきたいこと
1 カウンセリングの目的
ゴールは、
自己受容と
主体的に生きていけるようになること
カウンセリングを受ける目的は人それぞれだと思います
・子育ての相談
・発達障害のケアの相談
・精神障害の相談
ただ、共通する遠いゴール(もしくは前提)の
1つは、
自分が(家族が)ありのままで存在していい、
という安心の状態だと思います
話を聞いて欲しくてカウンセリングに通っていても
ノウハウやハウツーをカウンセラーさんから
教えてもらいたくて通っていたとしても
だから、カウンセラーさんから
全否定される、バカにされるって自分が感じるのって
本末転倒だと思うんです
自分が自分を否定してるから
自分を否定するカウンセラーさんと話のセンスが合う
それって悲しいですね
また、自己受容ができ、
落ち着いて考えて、落ち着いて判断できるようになったら
自分で責任をとって
選んでいくことができます
自分にとって、カウンセラーさんの意見だけが絶対ではなくなり、
カウンセラーさんの意見を数ある考えの中の1つとして活用できるようになります
2 自分がどの状態(時期)か?
自己否定の強い、ショック状態の時期なのか
自己受容ができつつある時期のか
自己受容ができた後の
自分で主体的に選んでいく時期なのか
その時期によっても
カウンセラーさんから欲しい対応が変わってきます
カウンセラーさんから、あなたはそのままでいいよという声掛けが欲しい時期
カウンセラーさんから、ノウハウを聞けて役に立てられる時期、
自分の状態を自覚しておくことがとても大切だと思いました
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