寺地はるな「大人は泣かないと思っていた」
人生に正解なんてきっとないし、人それぞれでいい。
そんなことを感じさせてくれた小説です。
私が印象に残った登場人物を紹介します。
弱そうに見えていじめられたこともあったけど、芯がしっかりしている翼くん。
自分の意志をしっかり伝えられる玲子さん。
好きな人に素直にまっすぐ気持ちを伝える小柳さん。
何も考えてなさそうに見える亜衣さんも、結婚のことで不安になることもある。
何人かの目線から書かれていて、共感できるところや、羨ましいところなど、いろいろな気持ちを読み取れる小説でした。