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世界でのファスティング(断食)歴20年後に行き着いた、1day固形物断ち(プチ断食)〜苦行じゃなくお気楽習慣な置き換えレシピ
昨日、若い男性ゲストをボランティア・カウンセリングがてら、ビーガンディナーを振る舞ったら、若い食欲に釣られて私も食べすぎました。今日は体が重い、ということで急きょ、
1日の固形物断ち、プチ断食とかファスティングというと大げさですけど、を、気楽にやる
ことにしました。
私は断食歴20年ちょっと、かな。癌や難病を治すためにあれこれやってたときに、伊豆のホリスティック医師、石原結實先生のところに行きつきました。当時先生は、石原都知事のベストセラー本「老いてこそ人生」で紹介されて、ブームが始まった頃、2002年だっけな。それまで20年ほど、まったく人気がでず貧乏でコツコツと人参ジュース断食・生姜紅茶を広めていたのが、やっと報われたあたりです。
その数年前から、奈良のお寺で水断食してみたり、伊豆の他の施設や淡路島にあった医者がやってた施設(まだあるかな)とかでも、断食経験どさ回り。
水断食→酵素ジュース断食→人参ジュース断食(石原医師方式)
と点々として、一番楽で安全だった人参やフルーツジュースを使う、食は絶たない固形物断ちに行き着いたわけです。石原先生とも仲良くなって、その頃は会員になるのに三年待ちと言われてたサナトリウムの会員にも、ぽんとなれた。また、私がダイエット本をだしたときにも、石原先生が帯を書いてくだすったり、お世話になりました。(たしか先生の初期の本にも、私の体験記が入ってる)
その後、日本だけでは飽き足らず、タイやアメリカの世界のリトリートセンターといわれる、健康系リゾートも巡り歩いて、世界の断食をあれこれ経験。最終的に、コツというかお気楽なやり方にたどり着いたので、普通に生活に取り入れ定着しています。
私の1day固形物断ち(プチ断食)の生活習慣パターンとしては
1)1ヶ月に1回、週末土日のどっちか1日。根性ない時は、一日3食のうち2食のみ、を液体ジュースやスムージー、スープにする
2)日本に帰って、石原サナトリウムのような専門施設に行く機会があれば、3、4ヶ月に一度、四季折々に1週間断食をしたい(実際には二年に一度しか行けないので、2日以上の断食は滅多にやれず)
それだけです。断食にハマってたマニアの頃は、1ヶ月断食(実際は復食があるから、液体のみは2週間)を医者に血液検査してもらいながらやったり、自宅で決死の覚悟で3日断食とかやってたけど、すっぱりやめました。理由は、
>きつい断食すると、私の体と気心が、二度とやりたくなーい!と、ストライキを起こすから。お気楽じゃないし、美しくも健康的でもない、必死すぎる(私の個人比)
石原結實医師の人参ジュース断食の原型が、ロシアの治療院だったように、世界の国々には、民間療法として断食っぽい食事療法があります。
これってでも、当たり前ですよね。動物が体調を崩したら、食欲をなくして何も食べずにじっとうずくまってる、断食状態に自然になるでしょ?ペットの犬猫でも。体調悪いのに、ガツガツ食べる犬猫動物はいない。人間も風邪ひいたら、まずは寒い眠い。食欲は二の次になります。
つまり、断食とは、伝統的、本能的な健康法や病気治療法のひとつ。食を一時的に断つことで、消化吸収でからだを酷使しない。消化吸収をおやすみしてからだを休ませ、その分自己免疫力を刺激強化したり病気を治したりするのに振り向ける。動物の本能というか自然な状態です。
ただし、まったく水以外何も食べないと、刺激がちょっと強すぎる。なので最低限の水分、塩分、糖分、ビタミンミネラルを液体でとって、固形物のみを断つ。そうすると、低血糖とか立ちくらみという危険な状態にならずに、断食のメリットもある程度手に入る。そういういいとこどりが、プチ断食とかプチファスティングと呼ばれる、固形物断ちのジュースやスープ断食です。
実際には液体食を飲んでるから、断食でもなんでもないんですけどね。マーケティング的に、断食というと修行僧みたいでかっこいいから、インパクトあって注目される。だから商売のために断食って言ってるんでしょ、と思っています。
本当の断食、水断食は一度お寺でやって、危うく死にかけたのでもう二度とやらない。悟りを開くためや癌を治すためにやれ、やりたいと思えば、いまはやれると思う。だけど、美健楽でお気楽なことしかやらないと決めたので、決死の覚悟は不要です。
さて、カナダにもジュース断食に近い、マスタークレンザー、クレンズというのがあります。
Master Clenser マスタークレンザー、フランス語風にマスタークレンズ(解毒)と呼ぶ人もいる。またはレモネードやメープルシロップクレンザーともいう。1941年、約80年前に民間療法者が作って定番人気になった水・ジュース断食。水に、レモンジュース、メイプルシロップやカイエンヌペッパーをいれた、うすーいレモネードみたいのを10日間1日6−12杯飲む。という、水断食よりはマシだが割にきつい、酵素ジュース断食に近いやり方ですね。メープルシロップを、糖分とビタミンミネラル補給に使うのがカナダっぽい。
私は三日で、飲み物に飽きて投げ出しました。けど、カナダ人の中には、おばあちゃんから習ったとかいう人もいて、80年間人気の息の長い民間療法のひとつになっているようです。キツいから自己流でやると、復食でどか食いして失敗すると思う。経験者がいなければ、真似しないことをお勧めします。
https://www.maplesyrupworld.com/pages/Master-Cleanser.html
フランス人はポロネギのスープで、プチ断食する人がいますし、タイでは王室御用達のリトリートリゾートで王様もやってるハーブティー断食をしました。石原医師がロシア治療院で習った断食は、ヨーグルトとフルーツ使用。それぞれお国柄でローカルフードを利用してますね。
さて、
私が20年断食をあちこち世界で浮気研究して、最後に習慣化した1day固形物断ちパターン
をおみせしましょう
起床後の朝、いつものように、起き抜けのアイオープナー、
ぬるま湯の白湯(またはレモンちょっと入れ)を500ccほど飲む
朝食;ベジフルスムージー
昼食;ポタージュスープ
夕食;スムージーかスープかの、どっちか。今回は余ってたスープのほう。
一般的に、朝はスムージーで、朝の果物は金、を実践。
昼夜はスープで、断食で冷えてくる体を温める、のがいい気がします。
注意点というかコツは、空腹感の紛らわし方
+食間に、お腹がすいた気がしたら、水やぬるま湯をゆっくりいくらでも飲む。
水のこだわり、新しいパターンにトライ
今回は写真のブルーとグリーンボトルにフィルター水をいれて、太陽光に30分以上当てた、スピ系のひとたちが好きなエナジー水を作ってみて、飲みました。これは、ハワイのホ・オポノポノだっけな、とかいう民間療法だかスピ系の教えで、
ブルーグラスボトルの水には、解毒エナジーが
グリーングラスボトルの水には、元気エナジーが
太陽光や満月新月の月の光でチャージされる。という、まあおまじないのようなもんですね。
太陽光でぬくくなった水に過ぎませんけど、そういう気分も楽しいので、占いの一種と思って取り入れてみました。普通のフィルター、私はセラウォーターというのを使ってますけど、それでろ過したあとの水ですから、無味無臭です。バンクーバーのお水はまあまあ美味しいので、普通に水道水も飲めます。でもうちのアパートはアンティークビルなので、貯水タンクが古そうだなーと思ってるので、一応フィルターでろ過しています。
旅に出たら、以前はミネラルウォーターボトル買ってた。けど、最近は重いしめんどいので、紅茶用の熱湯を宿で貰ったりスタバやマックで買って、湯冷ましを水として、マグで持ち歩いています。いったん煮沸したら、変な味がなくなって飲みやすいですよ。このへんも、水にこだわり尽くして、バンクーバーの3つの水源地まで見にいったあとに、このへんでいいかーとほどほどのこだわりに落ち着きました。
その他のプチ断食のコツは
+黒砂糖あめと自然海塩は、いくらでも舐めても良い。
+からだが冷え始めたら、生姜紅茶やエキネシアティーというからだを温めるハーブティを飲む。
+私の体は断食慣れしてるので、冬眠前のクマみたいに眠くなりがち。眠くなったら一度に90分まで、寝てもいい。(それ以上寝ると昼夜逆転するから)
+できれば、走ったり踊ったりして体が少し汗ばむ有酸素運動したり、温めのお風呂に半身浴でゆっくり浸かる。(冬眠状態で体の代謝を下げないようにする)
水と塩分と糖分は、いくらとってもいいよーと体気心を安心させる。眠って冬眠状態になれば、空腹はその間忘れてる。逆に運動や半身浴で体温をあげたら、体が自然と溜め込んだ皮下脂肪を燃やし始めるので、ラッキー。
だから、あまり頭を使わない気楽な書類仕事の日だったり、食欲や食べ物の誘惑がない田舎にいってやったり、するのがいいんです。頭使ってイライラすると、甘いものやコーヒーを無意識食いするし、都会や自分の部屋にいるだけで、テレビのCM やネットでの美味しそうな食べ物写真など、食欲の刺激にかなりさらされているんですね。
コロナ自粛で気づいたと思いますが、外に行っても美味しそうなお店が閉まってたり、買い物もできないとなると、最初は手元の食品をストレス食いします。コロナ自粛で日本人の4割が太った、というアンケートデータをみましたから。でも食欲が治ると、なにも食べたくなくなった人も多いと思う。自分の作るごはんやインスタントに飽きて、外食の美味しそうな選択肢やCM での無駄な刺激がなければ、人間は本能的に食べすぎない、賢い動物としての本能が目覚めるのです。
食いだめも食べ過ぎも健康に良くない。だからほどほどの食欲に、本能で落ち着く。それが今の私の、断食歴20年の末にたどりついた体験的結論です。
とはいえ、実際にはストレスの高い締め切り仕事や、食の刺激や誘惑、好奇心には勝てない時もあるから、食べ過ぎちゃうこともしばしば。だから定期的に、ちょっと食べ過ぎてからだと気心が重いなーと感じたら、さっくりと1dayプチ断食、固形物断ちで解毒とリセットして、元の軽やかな状態に戻す。それが習慣になりました。
ここに行き着くまでは、必死でがんばったり、高いお金と時間を費やして、断食のプロや施設にお世話になりましたね。私の周りには、美健楽オタクというかマスター上級者が多いので、みなさん同じようなパターンで、自分なりの解毒リセット法、プチ断食法を習慣化しています。
まるきりの断食初心者さんは、自己流や本をみて、はやめたほうがいいですね。あとは、私ですら自宅での2日以上の固形物断ち、プチ断食とはいえど、しないことにしています。復食ですこしずつ固形物を戻す、重湯→おかゆ→ごはんと戻して食べていくんですが、断食期間がながいとここで失敗します。すこし固形物が入ると、体が飢餓感を思い出してガッツく。どか食いして、からっぽの胃腸に刺激を与える。それで死んでしまったモデルさんとかもいるので、できますが自分では2日以上の断食、固形物断ちは、やらないことにしています。
この手の断食食セットやら、ハリウッドなんたらダイエットやら、ジュース、液体食、復食レトルトなど、なんでもたかーい値段でネットで売ってますよね。そういうのも利用は簡単だが、結局自分の気心をセルフコントロールできていないと、どか食い、隠れ食い、無意識食い、で失敗します。
中途半端な自己流やセット商品でお金と時間を無駄にするなら、石原医師のような西洋医学と民間療法の両方を知ってるホリスティックな医師の施設で、一度体験をしたほうがいいと思います。断食は、もともと修行僧たちが悟りを開くのに使ってた修行が元。それがヨガみたいに健康法として、民間療法に流用されている。だから体の食事法ではありますが、気心の自分で自分のマインド・スピリットコントロールが大事。よい指導者について、基本を学ぶのがマスターの早道です。
私はカウンセリングのお客様でご希望あれば、その方の食事とレシピパターンを分析して、オリジナルのスムージーとポタージュや野菜スープレシピを作ったり、教えたりはしてます。でも、病気や生活習慣病の肥満の人には、西洋医師や栄養士以外は指導はダメ。
健康なひと向けの、病気予防や健康増進の美健楽レシピとしてはいいので、今日の私のスムージーとポタージュのレシピを書いておきますね。夕食や朝食の置き換えにも使えて、とくに夕食置き換えにできると、お腹がするするとぺったんこになれます。
プチ断食(固形物断ち)用、野菜と果物のスムージーとポタージュスープ・レシピ
グリーンスムージー:
100%りんごジュース(ストレート果汁)300ccくらい?
完熟バナナ半分 またはアボカド半分
有機のりんごを皮ごとサイコロにして1/4個
+
ケール(日本なら小松菜で代用)5枚くらい
レモンジュース少々
(あったので、フラックスシード、オメガ3オイルの代わり)
ミキサーやブレンダーにいれて、ガーっとして固形分をなくす。
その手の器具がなければ、バナナを潰してりんごはすり下ろして、液体状っぽくしてリンゴジュースで割ればいい。グリーンは青汁パウダーでもいれたらいい。バナナやアボカドのとろみがあるほうが、スムージーは腹持ちがいいです。
野菜のポタージュスープ:
じつはこれは、Happy Planetというカナダブランドの、かぼちゃと野菜のポタージュの市販品でした。有機のバターナッツスクワッシュという、こっちで人気の水っぽい西洋カボチャをメインに、いろんな有機野菜がてんこ盛りにはいってる、ケミカルのない自然食スープ。たしか8ドル、600円以上する高いのだけど、たまたま安く2ドル、160円で買えたので使った。1パックで2食分あるたっぷりサイズ。甘めだったので、ガーデンのハバネロの生みじんぎりをいれてホットにしてみた。辛いの大好き。
普段は、自家製の石原結實先生直伝の人参玉ねぎスープ。
+人参を乱切りにして、玉ねぎと100%植物オイル(いまはうちはキャノーラオイル)で炒める。あれば生姜のみじんぎりや、粉生姜もいれたら温め効果アップ
+昆布の水だしを加えて、柔らかくなるまで煮る。
+荒熱をとるためすこし冷ましてから、ミキサーでがーっとする(熱いままだと、ミキサーを開けるとき飛び散るから)。塩胡椒、すきな調味料で味付け、でおしまい。
夕食後の今、液体食だけのおかげで、だいぶ体がすっきりとして軽くなってきました。このあと、薔薇のアロマオイルいれて半身浴して、まだまだ冬眠前後のクマさんみたいに眠れそうだから、早めに寝ようっと。プチ断食すると、寝つきと眠りの深さが深くなるので、不眠気味のときにもいいですよ。
クマといえば、友人のバンクーバー郊外の家の裏庭に遊びにきた、クマの親子、子熊3匹つれたお母さんクマの写真を、最後に癒しにどうぞ。バンクーバー近郊は、山に近づくと普通にクマがいますからね。市内ではさすがに見かけませんが、ノースバンの家の裏庭にも残飯あさりにクマがでてきたりするそうです。
でもこうしてみたら、子熊が人間のブランコで取りあいっこして遊んでる様子が、かわいいですねえ。ぬいぐるみみたい。
写真を撮って送ってくれた友人のお孫さんたちは、最初
>あの子熊たちと一緒に遊びたい!
って飛び出していきそうになったとか。もちろん母クマが凶暴だから、それは絶対ダメ!と教えたそうですが、人間の子供もクマの子供も、遊ぶ様子は同じです。お母さんクマがさりげに人家と子熊の間に立って、人の気配をうかがってる母性愛も素敵。
でも人間とクマは、お互いのテリトリーを尊重して、ソーシャルディスタンスを取って近づかない。自立した関係です。コロナのおかげで、人間同士もそうなりつつある昨今。自宅で自分を一日隔離して、ひとりで体と気心をリセットする1dayプチ断食は、伝統的なものですがコロナ新時代にも合った、美健楽習慣なのかもしれません。
さあて、明日の朝はなにを食べようかなあ。ワクワク。朝つみたてのラズベリーと、有機のブルーベリーの苗木を買ったら大粒のがなっていたから、ベリーのフルーツサラダをフルーツ朝食にします。一応復食だから、あとはおかゆ、はごはんがなかったから、こっちのおかゆにあたるオートミールを、重湯にするかな。オートミールは甘いのも塩味もどっちもありだから、ベリーをのせてメープルシロップをかけたオートミールもいいかな。
と、プチ断食は、食べる喜びもリフレッシュして、普段の食事のありがたさや美味を思い出させてくれる、苦行ではなくて楽しいお気楽な健康習慣です。みなさまもどこかで、マスターできる良き先生に巡り会えたら、よいですね!今日のレシピは、なにも食べる暇がないときの一食置き換えダイエットにも使えるので、その辺から安全にトライしてみるのはよいと思います。