幸福についての思考と気仙沼バルを渡り歩いたぬま大学第10期 第3回目講義
ぬま大学第10期の3回目が、鹿折地区の市民福祉センター「やすらぎ」で開催された。
公営住宅と一体化しているような建物で、ガラス張りの建物裏手はとても美しさを感じられる造形だった。公営住宅が建ち並ぶ横に広めの公園が設けられており、穏やかな暮らしを行える団地といった雰囲気があった。
その公園脇の小道を子供たちが連れ立って歩く様子は微笑ましく、またある種の幸福、豊かさを感じられる。まさに「やすらぎ」の名前がふさわしい空間である。
ぬま大学第10期 第3回講義で幸福について考える
ぬま大学第10期の3回目は、OG・OBを講師・支援者に迎えて、受講生各々のマイプランをブラッシュアップする回である。10名前後の方々が集まっており、ぬま大学という場が多くの多種多様な人々によって支えられている様子が窺える機会であった。
幸福について考える機会となったゲストトーク
ゲストによる講話、質疑応答
マイプランブラッシュアップ
ゲスト・OB・OGの体験談(対談)
第3回目の講義では、大きく分けて1〜3の内容が行われている。「ゲストによる講話・質疑応答」においては、『地域で動く3つの考え方』が語られており、『たった一人のneed(願い)から始めて動く』重要性を伝えられている。
その話の中で語られた”何かが違うならやめても良いし、変えても良い”の一言は、前回の講義の内容にもあった継続を前提としなくて良い考え方に通じるものがあり、地域で何かをする上で必要な一貫した考え方のようなものを感じられた。
また、何がしたいか分からない人・動き展開したい人別のアドバイスは、受講生の誰にとっても学びの得られる全方位をカバーした内容に思えて、内容はもちろんとして、その姿勢に感銘を受けるばかりであった。
質疑応答では、講話の中で語られたウェルビーイングについての深掘りが行われており、その中で前野隆司氏の語る『幸せの4つの因子』について、触れられている(以下のリンクは広告、記事は参考)。
パンデミックを経て、これまで以上に幸福について考える人々が増えたように思われる昨今、とりわけ地方での生活においては、幸福とは何かを問われる機会が増えているように思われる。
そうした中、ぬま大学においては、マイプランの実現にあたって幸福とは何かを自身に問う機会が多くあるように思われるため、今回の講話において幸福がテーマの一つになった点は、とても良かったように思う。
マイプランのブラッシュアップ・グループワーク
講義の後、マイプランのブラッシュアップ、ゲスト・OB・OGの体験談の流れで、より各々のマイプランというものについて直接的な話を多方面から聞く時間を過ごしている。
ブラッシュアップでは、受講生が自身のマイプランをコーディネーター・OB・OGに話し、それについて意見・助言を頂きながら考えを深める時間を過ごしている。
同じグループの受講生のマイプランを聴きながら叶えたい願いを現実に落とし込む際の切り分けの難しさを感じるとともに、自身のマイプランに対する意見を聴きながら想い描いたものを形にしていく難しさを感じている。
さながら行きては戻る懊悩の沼を彷徨う心情で、残り3ヶ月少しでどれだけ前に進めるか悩ましさがある。対談においては、そうした悩ましさを経験したOB・OGの話を聴きながら、自身の場合はどうするか、再考の材料を頂いた思いで、感謝するばかりだった。
終わりに、9月までの1ヶ月少しで何をするかを担当コーディネーターと共にまとめ、クロージングにおいてそれを全員で発表し、第3回目は終わりとなっている。
ぬま大学第10期懇親会と気仙沼バル
ぬま大学第10期の第3回目の懇親会は、7月5日から7月7日まで行われている気仙沼バルにて実施された。何人かで集まり、各々利用したお店で懇親会を楽しむ形である。筆者は、ぬま大学10期生、OGも出演者として関わっていたくるくる喫茶うつみに向かった。
くるくる喫茶うつみでは、バルメニューの提供に加え、3日間にわたってイベントを実施していた。
音楽を中心とした内容となっており、様々なアーティストや参加者が歌を歌い、曲を奏で、観覧者と共に楽しい夜を過ごしていた。筆者もぬま大生やコーディネーターの方々、普段くるくる喫茶うつみでお世話になっている方々と歓談を楽しみながら、音楽や食事を楽しんでいる。もちろん飲酒はしていない。
くるくる喫茶うつみの後、懇親会会場をnine oneに移してぬま大生・コーディネーターの方々と歓談を楽しんだ。今回は、ぬま大学・懇親会を通じてこれまであまり話す機会を持てていなかった方々と話す機会が多く、未知のお話の数々を伺えてとても好ましく思えた。
折りたたみ可能なスマートホンの話はとても面白く、現物を初めて見た上に使用感について伺えており、印象深い時間だった。次回のぬま大学もとても楽しみである。
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