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気仙沼ビズがリニューアルオープン!新センター長・栗山麗子氏のお披露目に注目が集まる
2024年9月2日の月曜日、気仙沼市の事業支援サービス「気仙沼ビジネスサポートセンター(以下:気仙沼ビズ)」がリニューアルオープンした。リニューアルオープンにあたっては、新しいセンター長と事務局長を迎え、新体制を築いている。気仙沼市で行われているビジネスの発展を目指し、様々な支援を提供していくことが期待される。
本noteでは、「気仙沼ビズ」のリニューアルオープンに先駆けて、8月31日に開催されたリニューアルオープン記念イベントの様子を伝える。なお、当日の様子については「気仙沼ビズ」のブログも公開されているため、ぜひ一度読んで欲しい。
気仙沼ビジネスサポートセンター(気仙沼ビズ)リニューアルオープンイベント・レポート
気仙沼ビズのリニューアルオープンイベントは、以下の流れで行われた。
挨拶:気仙沼ビジネスサポート協議会 会長/気仙沼市長
祝辞:気仙沼市議会 議長
来賓紹介
気仙沼ビジネスサポートセンターの開設と経過について:気仙沼市産業部産業戦略課
新センター長紹介
パネルディスカッション:秋田県湯沢市ビジネス支援センター、株式会社紅梅、株式会社ケセモマリナス、気仙沼ビジネスサポート協議会、気仙沼ビジネスサポートセンター
予約方法等の御案内
挨拶:気仙沼ビジネスサポート協議会 会長/気仙沼市長
市長より、気仙沼ビジネスサポートセンター設立の経緯が語られている。気仙沼市議会が静岡県富士市が展開していた「f-Bis(エフビズ)」を視察したことから始まり、2021年に開設。その後2年間で100者以上の相談に対応し、センター長不在の期間を経てこの度リニューアルオープンとなったこと、ビジネスサポートセンターの担っている重要な役割のことなどが話されている。
エフビズは、中小企業支援の先駆者として全国的に有名な地方創生施策のモデルとなった後、トラブルが生じて廃止となったが、未だ多くが苦境に悩む中小零細企業・個人事業者を支える取り組みとして、全国各地で行われている(エフビズのセンター長の記した書籍が上記リンク※広告)。
経営者は孤独なものと言われて久しいが、とくに地方ともなると経営者にとって相談相手になる存在は少ない。ビジネスサポートセンターは、そんな経営者を孤独から救う存在としても大きな価値を持つ。
祝辞:気仙沼市議会 議長
気仙沼ビズの創設において大きな役割を担ったのが気仙沼市議会である。議長からは、3,000社を超える気仙沼市内の中小零細企業・個人事業者の99%が小規模事業者であり、多くの事業者が売上に課題を抱えている地域課題について語られ、気仙沼ビズの持つ価値、今後への期待が語られている。
一般的に、経営相談を外部の専門家に行う場合、その費用は(内容によるが)数十万円を超え、数百万円を超えるケースもある。そうした相談を無料で行える気仙沼ビズは、地場事業者にとっては希有な救いの手である。だからこそ積極的に活用し、経営上抱えている課題の解消の一助にして欲しい。そんな願いを感じられる話だった。
気仙沼ビジネスサポートセンターの開設と経過について:気仙沼市産業部産業戦略課
気仙沼ビズがこれまで行ってきた公設経営相談所としての実績を中心に開設経緯などが丹念に語られている。気仙沼ビズは「お金をかけず、知恵を出す。そして結果にこだわる」をコンセプトに、これまで累計1,597件、287者の相談にあたってきた実績が示された。
事例としては、珍味を集めた「気仙沼セット」と呼ばれる新メニュー開発や睡眠改善コースの企画・実践など、相談者である事業者が持っている強みを引き出す支援や、商品開発・アップサイクルを生み出す企画の支援、一時預かり保育などの企業支援、そして情報発信・SNS発信支援の実績が語られている。
気仙沼ビズのセンター長として就任することとなった栗山麗子氏は、大手食品メーカー・株式会社ニップンに大きな売上をもたらしたアマニ油の立役者である(下記リンクは広告)。
また、その後兵庫県神戸市のエヴァンジェリストとして、神戸市を全国にPRする役割を担っており、商品企画・開発、広報・PRに関しては日本でも類い稀なプロフェッショナルとして知られる。気仙沼ビズに舞い込んできた相談は商品企画・開発や広報・PRが少なくなかったことから、今後の活躍への期待も語られていた。
新センター長紹介
新センター長・栗山麗子氏からこれまでの経歴や実績、どうして新天地として気仙沼市、そして気仙沼ビズを志したか語られている。これまで中小企業と接する機会は多くあれど、中に入り込んだ支援ができなかったこと、フリーランスとして独立したものの中小企業の抱える資金の問題が壁となり思うようにできなかったことなどが丁寧に語られており、納得感の高い説明がなされている(実績については下記記事を参照)。
パネルディスカッション:秋田県湯沢市ビジネス支援センター、株式会社紅梅、株式会社ケセモマリナス、気仙沼ビジネスサポート協議会、気仙沼ビジネスサポートセンター
パネルディスカッションでは、気仙沼ビズのセンター長が不在となった期間を支えた秋田県湯沢市ビジネス支援センターの方がファシリテーターとなり、5者によるディスカッションが行われている。株式会社紅梅、株式会社ケセモマリナスは、気仙沼ビズを兼ねてから利用しており、共に事業を盛り上げてきた2社である。
パネルディスカッションでは、2社が展開している事業や気仙沼ビズに対して行ってきた相談内容について語られている。ディスカッションの中では、気仙沼市は海だけでなく山もあり、素材のバラエティが豊富である点やふるさと納税に1,000以上もの返礼品を並べられるだけの競争力の高さが話されており、そうしたポテンシャルの高さを今後どのように対外的にPRしていくか議論されている。
そうした気仙沼市の状況に対して、新センター長である栗山麗子氏は、確かなやりがいを感じている点や気仙沼市を訪れてから感じた商品や生産品から伝わる製造・生産者の苦労、アピールできるものの豊富さへの期待感、事業者間連携を進めていきたい思いなど、前向きな言葉の数々が伝えられ、会場が温かな雰囲気になった。
最後に、栗山麗子氏は気仙沼市の企業・事業者に対して『相談をする場所だと思うと、相談内容を考えなければならないと身構えて、結果的に来所しにくくなってしまう。なのでお茶を飲みに来る感覚で気軽に来て、気仙沼市の話などをざっくばらんにして欲しい。もっと気仙沼市について知っていきたい』といった内容を語り、気軽な来所を呼びかけた。
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