🎬僕と頭の中の落書きたち 126本目 22.12.30【友朱瑠の映画note】

今朝の映画は
【#僕と頭の中の落書きたち】でした。
#Netflix 鑑賞
※見出し画像引用 https://www.paravi.jp/

2020.08.21 全米公開 日本公開無し　１１１分

出演 #チャーリー・プラマー さん #テイラー・ラッセル さん
#アンディ・ガルシア さん #モリー・パーカー さん 他
原作 #ジュリア・ウォルトン さん『Words on Bathroom Walls』
監督　# トール・フロイデンタール さん
脚本 #ニック・ナヴェダ さん

#Filmarks では 、22.12.30時点では 4.0
私的にもこれは…3.9 ぐらいですね、ドキュメンタリーのような…
（※私的採点1最悪だ 2つまらん 3普通 4かなり良かった 5最高☆）

この映画は
「統合失調症」を扱っている映画です。

主人公が統合失調症であって、

どういう感覚で生きていて、どう感じていて、
どういうことで苦しんでいるか……を

当事者目線で「観れる、感じられる」
…という映画になっています。



それはきっと、
すべての人が同じ感じ…では無いでしょうし、

かと言って、
リサーチしてないわけでも無いでしょうから、

その患者さんが
ある程度、同意、同感できるもの…という画に
なっているんだと思いました。



それを踏まえて、、、

軽はずみに、
映画観ただけで分かったようなフリで、
感想を述べるのは…
すごく変な感じがしますよねぇ…。

面白い……とか言うよりも、
半ドキュメンタリー…な？？
統合失調症の体感映画…って感じ…なのかも？
そんな感覚があります。


あの「ファーザー」な感じ…に近いかも。
アンソニー・ホプキンスの。
あれは認知症の体験、体感…な感じがありました。

なので、
体験型映画…のような。
そんな感じなので、
最初の方は「なんだこれ？不思議な状態だ…」…って、
なんだか…霊的な？ファンタジー的な？
そんな物を観させられてる…感覚になったりもしますね。
その幻聴や幻覚…について。


でも、段々と……
「あ～…こういう感じが……実際にあるのか…」と、
リアリティを持って観れるようになっていって。

だんだんと、観方が変わっていきます。


主人公が対峙する様々な状況下で
考えること、悩むこと、戸惑うこと、、、に、

感情移入は出来ない……ですし、
出来た気になる……のも、
なんか違う気がするんですけど、、、


その当事者が抱えている苦しみ、
そしてその家族の苦しみ、を観て知っていく中で


それが
患者さんであっても、そうじゃない人であっても、

自分が抱える負の部分を、
隠す気持ち、そして晒すことの難しさ


…を教えてくれる…
そんなシーンがたくさん詰まっていました。



この映画の中の、
統合失調症の彼が抱えること…を通して、

人を信じることの、大切さと難しさ。
自分自身を認めること、自分の罪を認めること、
…の大切さと難しさ。

そんなことについて、
考えさせられる１本だったと思います☆


なんか、分かった気になって語るのは…
それこそ野暮な感じ…がする映画…ですね。。。

---

では、鑑賞済みの方向けの…
ネタバレ含んだレビューを少し。。。
↓

私……ちょっと構えて観てたのか…

あの、マヤ（テイラー・ラッセルさん）の
家に行って、料理を作っていたシーン…で
なんかちょっと
ホッとして観れたような、
そんな気持ちになりましたね。

その、アダム（チャーリー・プラマーさん）が
自分から行動して、家を探して…辿り着き、
そしてマヤが居ない間に
家族と打ち解けて、料理までしていた……を
感じた時に。

ん～……普通の人の感覚…のように観れたから…？
なのかなぁ、、、？？なんだろう？
なんか、ちょっと観るのが楽になった…ような。。


あ、あの時、、、
マヤが怒って…自分の部屋に入った時。。。
（え！？めっちゃ広くてキレイだ…）って
思いませんでした？笑
お金が無い設定……から、あの部屋に行ったので。。


でも、その後のマヤのセリフで
「荒れた界隈の狭い家で、貧乏人に料理して！」

ん～……狭い家…にしては、
ものすごく広い部屋……じゃーないかい？？ｗ

25年目のキス　って映画、
ちょっと気になりますよねぇ～☆

あの…マヤのバイト先の…キッチンで
料理してる時、、、

グリルから…妙に煙が上がって、、、、
あれ、
なんか起こる！？！？って、
フラグ立ってましたよねぇ、、、
そう思いませんでした？？

結局、何も無かったけどｗ

プロム……と、家父長制……って
どういう関係性が…あるんだろ？？

プロムは…家父長制度のイベント……？？？
ちょっと良く分からなかったなぁ、、、

ほんと、アメリカの学生物は
とにかくプロムが絡んでくるのでｗ……
そこ、しっくり来ないですよねぇ、やっぱり。。。

アンディ・ガルシアさんの……神父役。

いつもの感じｗ…、
バイオレンスの無い感じ…も良いですね☆

最後のシーンの…
アダムの

「自分の闇や歪みを
　愛する人々に見せるべきだ」

このセリフが……
私的には、一番残った…かなぁ。。。


うん。
それがきっと、すごく大切で、
そして、すごく難しいこと。


おしまい☆