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人間って、やっぱりすごいな

私たち人間も、もともとは野生に生きる動物でした。
でも今はそのことを忘れてしまうくらい、他の動物とは一線を画した地球の覇者たる存在になってきています。

当たり前すぎて考えたこともないかもしれませんが、私たち人間ってやっぱりすごいんです。今回は3つの柱を据えて、人間の凄みをご紹介します。

この3つが人間を人間たらしめる

早速3つの柱を発表しますね。
ずばり、道具と言語とお金、です。

人間と他の動物の大きな違いは頭の良さだと思います。人間は脳の面積が非常に大きく、さらに理性的に考える部分 (大脳新皮質) が非常に発達しています。この脳によって、人間は道具を作り使うことを考えつき、言語でコミュニケーションをとることを考えつき、さらにお金という価値の単位によって高度に発展した社会を統治する方法を考えついたわけです。そういう意味では人間を人間たらしめるのは脳なのかもしれませんが、具体的な "もの" の方が理解がしやすいかと思いましたのでやめました。

ちなみに人間が道具を使えるようになったのは直立二足歩行を取り入れたからというのもあるみたいですね。このような生活の仕方も偶然ではありますが人間の発展に手助けしたみたいです。

人間は街を作る

人間は高度に社会的な生物です。自分一人で生きていくことはもはや不可能、必ず誰かの手助けを借りなければなりません。特に生まれた時には非常に脆弱な存在です。鹿は生後すぐに自分で立って歩くと言いますが、人間はそれに1年も、しかも親の助けを借りて要しているわけですから。

一方でこの社会性が、人間にとってはやはり大切です。
生物で社会的昆虫の話を聞いたことがある人もいるかもしれませんが、当然人間の社会性はその比ではありません。アリが作れるのはせいぜい数mの巣穴ですが、人間は何kmにもわたる街をつくります。1人が一生で成し遂げられることはちっぽけでも、周りとの協力、そして時間をかけることでありえないほどの大きな成果を生むのです。

そしてそこには道具・言語・お金その全てが関わっています。お金によって雇われた人間が、言語を介したやりとりを交わし、道具を用いて街を作るわけです。どれも欠かしてはなりません。

私は田舎の生まれなので、都会に出て高層ビルなんかを見るとそこに携わった人の影を見たような気がしてしみじみします。この建物、自分が作ろうとしたらどれくらいかかっちゃうんだろうと妄想するのも楽しいです。
人間って、群れると本当にすごいんですね。

人間は見捨てない

一般的に動物は自分の子孫あるいは遺伝子を残すことを第一に考えます。そのため極めて利己的であるはず。自らの家族や身近な存在を除き、周りには目も暮れていないのが普通です。

一方で人間は誰も見捨てません。どんなに関係のない人でも守ろうとする。例えば災害が起こったらニュースでは避難が促され、街の人が協力して被害の防止に努めます。また野生の世界ではおそらくすぐに淘汰されてしまうような、身体や精神に不自由を持っている個体も必ず見捨てず守り抜きます。

これもやはり道具・言語・お金がないと十分な実現は難しいでしょう。自分にとっては全く関係なくても、自分の生活のために、そして人間の紡ぐ言語による思いに突き動かされて、人間は人間を救うわけです。道具の項がわかりにくいかもしれませんが、上の例で言えばニュースを流すテレビや支援施設なんかがあたります。

世界史で火薬・羅針盤・活版印刷を近代の三大発明と呼んだりしますが、人間の三大発明は道具・言語・お金なのかもしれませんね。

最後に

今回のしっかり雑談では人間の素晴らしさについてお話ししました。
これを読んで、自らを含めた人間全体への感じ方や考え方に少しでも新しい発見があれば幸いです。

人間ってやっぱりすごい。これに関しては、あなたも私も同じです。
他の動物が使えないような3つの難しい概念を、私たちのほとんどは何不自由なく使いこなしています。めちゃくちゃすごいことです。
自信持っていきましょう。

それではこのへんで。

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