3年通ったピラティスをやめることにしました
3年間通ったピラティスを、やめることにしました。
3年も行っていたのに、どうしてやめることにしたのか、よろしければ記事にお付き合いください。
1.ピラティスは悪くない
3年前。
ピラティスを始めた時は私にはまだ運動習慣がなく、
気持ちも体の不調に捉われがちで、体もいつもだるく、体幹も安定していませんでした。
もともと運動が苦手だったので、
何か運動を続けた経験もありません。
そもそも、体を動かして疲れること自体が不快でした。
でも、そんな私の感覚を変えてくれて、
動くことを好きにしてくれたのはピラティスでした。
初心者でも、運動が苦手でも、
一人一人のできることからやっていけるのがピラティスの良いところです。
グループレッスンではついていくのがやっと、、、という時もありますが、
パーソナルならば、自分ができる範囲のちょっと上くらいのエクササイズを
積み重ねることで、
ちょっとずつ体ができていくようになります。
2.そんなに良いものならなぜやめるの?
正直いって、私もピラティスをやめる日が来るとは思っていませんでした。
いや、一生のお別れだとは思ってないので、
いつかまた戻ってくるのかも知れません。
けれども、ピラティスに行った翌日、翌々日くらいに毎回腰痛が出るようになってしまいました。
最初は、「ピラティスのせい」とはあまり思いたくないので、
「私の体はまだまだなのね~」なんて思ってやりすごしていました。
でも、明らかに生活に差し支えるようになってしまって。
バレエの先生や知り合いのトレーナーさん、整体師さん、、、etcと
色んなところで相談してみました。
腸腰筋が硬いからとか、骨格のゆがみとか、いろんな説があったのですが、最もしっくり来たのが4スタンス理論による解釈でした。
私の骨格に合わない運動を無理にすることで、体に余計な負荷がかかった、という説です。
4スタンス理論というのは、体のつくりには4タイプがあり(A1,A2,B1,B2)それぞれに適した使い方があるよ、というもの。
自分と異なる使い方をしている人に動きをティーチングするのは難しく、どうしても自分にとって理解しやすい方法で伝えてしまうものなんですよね。
自分と同じタイプのインストラクターが見つかれば、ピラティスもやりやすくなるかも知れないのですが、
探すのはそれなりに難しい、、、。
というのも、ピラティスのインストラクターにこの話を聞いたところ、
ピラティス自体はどんな体の人にも同じ動きを精密に求めるものだからなんだそうです。
すると、これ以上腰痛が出るのを我慢して続けても、
今の私にとってプラスにはならないよな、、、
と理解して、急遽やめる決断をしました。
3.自分の体の声を聴く
自分のやっている運動が自分にあっているかどうか。
それは自分の体に聞くことも大事なのでしょう。
もし、体の声よりも「やりたい」気持ちが強ければ、
「どうしたらできるか?」を考えて、無理のないようにうまくやるのが良いのでしょうが、
ピラティス自体が、運動をすることよりも自分の体の状態にフォーカスして「いまここ」に集中することを重要視していますので、
自分の体の声を聴かないのは本末転倒だな~と思いました。
4.続けることだけが大事ではない
人生、思ったほどは長くありません。
自分に合ったことをしていくためには、続けることだけが大切なのではないと思います。
新しいことを取り入れるためには、空白も必要。
時間の空白、お金の空白、気持ちの空白。
何かをやめるということは、空白を作ってそこに新しいものが入る余裕を作ることに繋がります。
ピラティスがくれたものも沢山ありますが、手放す決断をしてここから新しい方向に行けるのが楽しみです。
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