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非進学校からの東大受験体験記Ⅳ

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UTFRによる「非進学校からの東大合格体験記」第4弾。初執筆のメンバーによる完全新作を8本収録。
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記事一覧

はじめに - 非進学校からの東大受験体験記Ⅳ発行にあたって

 この合格体験記を手に取って頂き、ありがとうございます。本体験記の発行元であるUTFRという団体で共同代表を務めております、東大理科二類2年のナオキです。  この合格体験記は、オンライン開催の2020年駒場祭向けに作成されたものになります。「東大合格体験記」と聞けばなんとなく想像していただけるかとは思いますが、東大生が自身の受験を振り返ってああだこうだと様々な自分語りを繰り広げるあれです。まあたくさんありますよね。そんな世に溢れる東大合格体験記なのですが、この団体でこれに類

一般男子高校生の東大受験 - ユウ(理科一類1年)

1. はじめに  こんにちは、理科一類1年のユウと申します。この体験記をお読みいただければわかると思いますが、UTFRはメンバー全員がめったに東大を目指さないような環境から東大に合格したという共通点を持っているものの、高校に行っていなかったり、多浪をしていたり、仮面浪人をしていたりと東大に至るまでの過程は様々です。  それに比べて私の経歴はどうかというと、地元山梨県の公立小学→公立中学→公立高校(一貫ではない)と進学し、現役で東大理一に一般で合格したという、これといって特

誰の参考にもならない合格体験記 - 稲葉巧樹(文科三類1年)

1. はじめに  こんにちは、この文章を読んでいる名も知らない貴方。  私は文科3類一年の学生です。  これは、形式上は合格体験記ですが、実際には大学受験と縁切りするための自分なりのけじめと言ったほうが適切かもしれません。私は受験というものが嫌いです。少なくとも好きではありません。しかし人よりは長い間あの世界に浸ってしまいました。その負債を今この文章をもって浄化しようと思います。 2. 浪人の果てに  2019年3月10日、1年間の浪人の末、東京大学に落ちました。本郷キ

東大という手段 - りょん(文科一類1年、法学部進学予定)

1. はじめに  はじめまして。文科一類一年のりょんと申します。私は、東京大学法学部に推薦入試で合格しました。この合格体験記では、自分がなぜ受かったのかの分析と、東大を目指している皆さんに、ぜひ推薦入試という選択肢も考えてみて欲しい、ということについて書かせていただきたいと思います。断っておきますが、これはあくまで東京大学法学部の推薦入試についての私的見解です。他学部については全く異なると思いますし、受かった人の中でも様々な見解を持っている人たちがいるので、あくまで参考程度に

努力の賜物 - KEISEI(文科二類→経済学部内定2年)

1. はじめに  2019年に東京大学に入学したKEISEIと申します。皆さんの今暮らしている環境にもよると思いますが、ほとんどの人は東京大学と聞くと、「天才」「進学校の人ではないと無理」「自分からは遠い存在」というように色々なことを想像するかもしれません。かつてのKEISEI少年もそうでした。毎日友達とカードゲームしたり、サッカーしたりとたくさん遊んでいた僕にとって、テレビに出ている東大生は異次元の存在でした。どうしてこんなこともあんなこともわかるのだろう、と。しかし、僕の

群馬高専からの東大編入 - yteshi(工学部機械工学科3年)

1. はじめに  この合格体験記では,高専からの編入という,広くは知られていないルートを紹介します.特に,工学に興味のある中学生には,非常におすすめできるルートです.高校生も,このようなルートも存在するということをぜひ知っていただきたいです. 2. 高専からの大学編入

努力嫌いの地方公立高校生が東大に現役合格した話 - No.615(文科一類→法学部内定2年)

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非進学校から理Ⅲへ - 大町誠也(理科三類→医学部医学科内定2年)

1. はじめに  はじめまして、理科三類(医学部医学科内定)2年の大町です。医学部や東大・京大に進む人なんてほとんどいない非進学校から理三に受かるまでに私が何をしてきたかをまとめていこうと思います。 2. 小学校

ぼくなりの合格体験記 - ゆーちゃん(理科一類1年)

1. はじめに  こんにちは、東京大学理科1類のゆーちゃんです。大阪の、これまで東大に行った人が1人もいない高校から東大に入りました。と言っても一浪しているのですが…。僕はこの合格体験記を書くにあたってこの合格体験記を読む人は何が楽しみで合格体験記を読むのだろうと考えました。というのも僕自身合格体験記をほとんど読んだ経験がなかったのです。考えましたが、答えは出ませんでした。成功体験を自分に投影させて読むのか、具体的な方法論を求めて読むのか、結局人それぞれだという結論しか出なか