マラソンコースの下見の夢《Dream Diary 01》
xxxx年4月24日(x)
私は自宅のある町から山を二つ三つ越えた隣りの町に来ていた。今から家路に就くところだ。帰り道は近々参加するマラソンのコースと同じなので、下見にちょうど良いと思いながら、両側に家の続く海岸沿いの道を歩いて行く。海上遠くで小さな島や岩礁が、ハクセキレイのような鳴き声を上げて泳ぎ回っている。誰かが私と一緒に歩いているが、それが誰なのかは分からない。男性なのか女性なのかも、顔がぼやけていてはっきりしない。前方左手に熟成醤油ラーメンの看板が見えてきた。あれはFBIが経営している海辺のラーメン店だ。用心しなくては。でもどうしてCIAじゃないんだ? NSAでもないんだ? それを言うならどうしてJA共済のタコかき揚げうどんじゃないんだ? JCIAの五平餅じゃないんだ? 一緒に歩いている誰かはいつの間にか白いトレパンに履き替えている。中学校で履いていたトレパンだ。私もそろそろ履き替えて走り出すべきか? 今日は下見のつもりだったのに。空に玉ネギを逆さにしたような形の物体が五つくらい浮かんでいる。