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Dream Diary XX

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むかし付けていた夢日記を元に、テキトーにでっち上げ加工をしたもの。
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2024年1月の記事一覧

マラソンコースの下見の夢《Dream Diary 01》

xxxx年4月24日(x)  私は自宅のある町から山を二つ三つ越えた隣りの町に来ていた。今から家路に就くところだ。帰り道は近々参加するマラソンのコースと同じなので、下見にちょうど良いと思いながら、両側に家の続く海岸沿いの道を歩いて行く。海上遠くで小さな島や岩礁が、ハクセキレイのような鳴き声を上げて泳ぎ回っている。誰かが私と一緒に歩いているが、それが誰なのかは分からない。男性なのか女性なのかも、顔がぼやけていてはっきりしない。前方左手に熟成醤油ラーメンの看板が見えてきた。あれ

庭の木と名前の本の夢《Dream Diary 11》

xxxx年05月03日(x)  生家の前庭で、昨日の夢に出て来たTさんが、植木を見て「これはいい木だ」としきりに感心している。続けて「しかし紅茶の木が無いのが惜しい」と付け加えた。実際には庭に紅茶の木はあるのにおかしいな。そう思っていたら、私が男の子の名前は「時」の字が付いたのがいいと考えているのをTさんは知っていて、「良い名前の本を持っている」と言いながら一冊の本を私に手渡した。ページをめくるといろいろな男の子の名前が載っていた。駄菓子の名前や犬や猫の名前もある。幼い頃に

お菓子を拾った夢《Dream Diary 10》

xxxx年5月02日(x)その1  周りに中小の起伏がどこまでも続く、広々とした土地を私は歩いている。足元の道も両側に広がる中小の盛り上がりも、みんな綺麗な小石が集まって出来ていて、キラキラ光る透明な結晶や色とりどりの小石がとても綺麗だ。しばらく歩いて行くと、道の傍にお菓子が幾つも落ちていた。どれもまるで宝石のように美しいお菓子だった。拾おうと思って手を伸ばすと、お菓子はみなスイッと宙に浮き上がり、私の目の前で互いに位置を変えながらクルクル動き回り始めた。悪戯者のお菓子らし

寮の洗面所の夢《Dream Diary 09》

   xxxx年4月30日(x)  私は寮生活をしていた。寮生達が横に長い共同の洗面所で蛇口の方を向いて一列に並び、歯を磨いたり顔を洗ったりしている。私もその中にいたが、洗面所は私が実際に中学・高校時代にいた寮とは違う造りで、壁には鏡が付いていなかった。突然、私の横にいた同級生のGが、前かがみになった私のカッターシャツと黒いズボンを見て、「お前の服は腐ってるんじゃないか?」と言った。腹を立てた私は、「お前は馬鹿じゃないか!」と強く言い返した。するとGは「鏡を見てみろ」と言う

タカ君が迷子になった夢《Dream Diery 08》

xxxx年4月29日(x)  壁に大きな地図が貼ってあるバス会社の事務室で、母と私が姉に向かって何か説明をしている。私と母と姉と、姉の二人の子供(兄妹)の五人で旅行をしていたのだが、途中でお兄ちゃんのタカ君が迷子になってしまった。どの地点でタカ君がいなくなったとか、その後どちらの方向に行ったのかを地図を見ながら話し合い、だから母と私と妹のチーちゃんは、バスでこの方向に行ったらタカ君を見つける可能性が高いなどと話していた。タカ君の母親である姉がどうしたのかは分からない。私はか

SFヒーローに変身した夢《Dream Diary 07》

xxxx年4月28日(x)  私はSF特撮テレビ番組のヒーローのコスチュームを着て、両手両足を大の字に広げて立っている。遂に念願の変身を果たしたのだ。いやそれただのコスプレだろ? 違います! どう見てもこれはモノホンの変身です。本当にそうか? そう言い切れるか? コスプレだよ。その証拠に両手両足を大の字に広げたポーズがちょーダサイ。いや、これこそ星獣戦隊ギンガマンの最終変身ポーズなのだ。 あ、ギンガマンだ! ギンガマンだ! いやそれバットマンですよ。違います! 満福少女ドラ

大きな青いボールの夢《Dream Diary 06》

xxxx年4月27日(x)  紙かビニールを膨らませたような巨大な青いボールが、山の尾根伝いにプカリプカリ浮かぶように転がっていたが、やがて音もなく谷へ転がり落ちて来ると、麓の畑や雑木林の間を縫って、最後に小学校の同級生だったM君の家の蜜柑畑まで転がって来て止まった。私はそれをM君の家に告げに行き、二人で畑のボールを見に行った。山上では巨大に見えたボールは、転がって行く内に縮まって、今は直径二・三メートルくらいになっている。表面には少し凹んだ所もある。するとボールの表面の一

渓流を遡って行く夢《Dream Diary 05》

xxxx年4月26日(x)その3  私は両足に特殊なローラースケートを付けた靴を履いていた。これを履くと水上や水の中をスムースに歩いたり走ったり出来るのだ。私は山間の渓流の中に立ち、これからこの靴で渓流を遡り、水源がどうなっているのか確かめに行くところだ。森の樹々の間からシカやイノシシの姿が見える。渓流を遡って行くにつれて流れは徐々に幅が狭くなってゆく。水辺でヘビの群れが鎌首をもたげて私に注目している。ローラースケート靴の私にとって渓流に転がる石や岩は全く障害にならず、ちょ

男性の死体の夢《Dream Diary 04》

xxxx年4月26日(x)その2  私は蜜柑農家の前庭にいた。小学校時代の同級生の家だ。見ると前庭の真ん中に、何かのオブジェのような真っ黒い物体がある。高さは人の背丈の半分くらい。素材は炭かあるいは石炭だろうか。何かが燃えた後の残骸のようでもある。すると突然、一人の男性がその物体の横にドタッと倒れ込んだ。近寄って見ると男性は死んでいた。私は驚いて玄関の呼び鈴を鳴らし、家の人を呼び出そうとしたが、家の人はすぐには出て来なかった。家の離れの方から、数人の人が何かを相談している声

棺桶の女性の夢《Dream Diary 03》

xxxx年4月26日(x)その1  未来的な形態のビル群がキラキラと光を反射し合っている。私はそんな都市のビルの一室にいた。広いスペースの中にまるで棺桶のようなジュラルミン製の直方体が置いてあり、その上蓋が音も無く開くと、中から女性がむっくりと起き上がってきた。メタリックなシルバーとグリーンのバトルスーツを身に着けた彼女は、直方体から出ると私の方に向き直り、ゆっくりとした足取りで近付いて来る。私の前で停止するかと思ったが、戸惑う私にお構いなく接近して身体を押し付けて来る。私

ペーパー試験を受けた夢 《Dream Diary 02》

xxxx年4月25日(x)  ペーパー試験を受けるため、私は後ろ側のドアを開けて教室に入った。他の人はみんな席に着いていた。もうすぐ試験が始まるのだ。私の席はどこだろう。窓の外で見物しているスズメ達に聞いてみると、最前列の真ん中が私の席なんだそうだ。その右隣りの席には高校時代の同級生のSが座っている。Sは振り向くと、教室の後ろに立っている私に向かって、リトリコ准将がモモッカアの耳を全部食べてしまった!と叫んだ。実は全部食べたのは私なのだが、黙っておこう。これまで最前列の席だ