「かわいい子には旅をさせよ」
自分で考え、実際に行動に移す、ということはどういう意味を持つか考えてみました。
今子どもたちは春休み真っ最中。
宿題もないし、
ウキウキとし、そして
ダラダラと過ごしていました。
起きたら、テレビかYoutube。
そしてゲーム、スマホ、とメディア三昧です。
外から与えられる情報は、自分で考え出せるものが少ないから
ドンドン「考える力」が失われていきます。
チョウナンはいつも先に答えを欲しがる傾向があり、
「考える」という能力を発揮出来ていないと感じていました。
現代の日本の教育においては、「答え」を導き出すための方法を暗記さえしていれば 「答え」に辿り着くように作られています。
大人になってみて、「答え」が1つでは無いということを私たちは知っています。
色々な情報が自分で掴み取れる現代では
「それが常識」「それが答え」というものは何もないのです。
答えが例えあったとしても、
その答えに対しての背景や、答えに行き着くまでに
何故「あなたはそう考えて、その答えを導いたのか」が非常に重要であり、
社会に出るにあたっては「答え」など二の次となる場合も多々あります。
暗記し回答パターンを知ることはAIでもRPAでも出来ます。
想像し、考えること。
それは人間の持った能力であるから、そこを最大限に活用して生きていきたい。
考えないということは、想像する力も衰え
その果てはロボット人間に至ることとなります。
自分で考えることに慣れていないのでどうしたらいいのか
自分の行動に対しどうしたらいいのか、指示がないと何もできない。
そういった場合、どうしたら考える力が身につくのかを考えてみたときに
身を置く環境を変えるという方法をとってみました。
実際にどう環境を変えるか。
それは親が自分のそばにいなく、自分で考えるしかないという環境を作り出すこと。
チョウナン1人でオットの実家に行かせることにしました。
今まで一度も自分1人で出かけたことはないし、
電車にも乗ったことはない
自分の学区内での行動範囲しかない狭い世界に生きている子どもにとって
1人で旅に出ることは冒険です。
最初そのことを告げるとチョウナンは泣いていました。
しかし何かに気づいたのか
「1人でやってみる」と言い出した。
彼は自分で何かを考え、決断したのでした。
「乗り換えを調べるから電車のアプリを入れさせて」
ゲーム以外のアプリを入れさせて欲しいと言われたのは今回が初めて。
よし、それならと身支度を始め 次の日に元気に旅立っていった。
地下鉄に乗り、新宿で降りる。
長い地下からJRへ乗り換える。
窓口できっぷを買い、特急に乗る。
新宿駅は巨大で、同じ特急でもホームは無数にあり 大人でも最初は迷ってしまうだろう。
ホームを誤ってしまい、他の電車に乗ってしまったらアウトだ。
心配だったが、もう彼は10歳を超えているし
親が先回りして何でもやってきたから、自分で考えて行動する、ということを
身に付けさせることをさせていなかったのは親の責任であると思う。
人生はチャレンジだ。
結果、チョウナンは初めて地下鉄に1人で乗り、
キチンと新宿駅で降り、
駅員さんに特急の乗り場を聞き、ホームまで辿り着いた。
10:00の特急の切符を買ったが、10:00には間に合うことは出来なかった。
でも11:00の特急には乗車することが出来た。
途中で切符を無くしてしまう、というハプニングもあったが
結果的には見つかり、無事到着することができた。
初めての地下鉄、長い構内移動(徒歩)、目的地への特急切符の購入、
間違いなく目的地のホームに辿り着き、時間に間に合うように時間に気を配る。
大人にとっては、普通なこと、些細なこと、小さな旅でも
初めての経験をする子どもにとって
今回のこの出来事はどれだけ不安で、怖くて、でも冒険だったのだろう。
10:00に間に合わなくて泣いて電話をして来た以外は
全て自分で考え、自分で行動し、
結果、達成した。
人間は何かを決断した時に幸せになる。
決断したら、もう行動するしかないと体感したはずだ。
途中でやっぱりやーめた、と諦めなかったチョウナン、
とても誇らしいと思った。
人間は色々な経験をして、成長していく。
いろいろな社会と触れる経験をさせて、常識を考え直させることがとても重要なのだと今回のことで強く感じた。
この経験がチョウナンにとって、素晴らしいものへ繋がるきっかけになりますように。
そして、チョウナンにインスパイアさせられ
今日ジナンがオットの実家に旅立ちました笑
その話はまた明日。
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