初めての部下(仮)が出来たので真面目にマネジメントをお勉強する〜フィードバック編〜
二人とも平和主義なので、
うちはあんまり夫婦喧嘩しないのだが、
酒提供禁止時代にコロナワクチン接種一回で
飲み会(会社の歓迎会)に参加したい旦那
VS
当時まだワクチン接種しておらず酒類禁止時代にお酒提供してる店って!やめて!と思っている私
という血みどろの戦いが、
1週間くらい続いたことがあった。
そもそも最初夜中頭ピーマン状態の時にノリで
「行っていいYO」とか言ってしまってからの、
朝目覚めてよく考えるとあれ?と思い反対し始めたというのが泥沼化の原因だったのだが、
(参加すると言ってしまい断りにくくなった旦那)
ワクチン一回では抗体が不十分という
データをもとにした冷静淡々論破戦術、
悲しみを表現する
悲劇のヒロイン同情カモン戦術、
色々試してみたもののなかなか効果がなく。
最終的に心に訴えかけられるかと、
「あなたがそんな人だとは思わなかったわ!」
という昼ドラヒステリー妻戦術で出たところ、
(想定回答: あぁごめんね。そんな風に思わせてしまって。飲み会行かないよ。)
温厚な旦那がキレるという
なかなか稀有なハプニングが起きた。
◇
そんな感じで他の人に「こうして欲しい」って伝えるのは私生活でも結構難儀なわけなのだが、
本日はマネジメントのお勉強/初体験記録として、
ビジネスピーポーの冬の季語と言っても過言ではない「フィードバック」について書きたいと思う。
今までも、
フィードバックについて本で読んだ異文化理解の理論的な記事は書いてきたが、
今回は実践体験談(マネジメント色を添えて)
という形になります。
※ちなみに、その後マイハズバンドはちゃんと通常の仏モードに戻り、飲み会は断ってくれました。
今までのマネージャー達に感謝を伝えたい
先日の記事でも書いたように、
近頃、私にはパンナちゃんという、
フランス人の部下(仮)が出来た。
元々フランス法人限定+全然違うロールから来たので、まだまだ色々頑張れ感はあるが、
何を隠そう私も現地法人出身。
一生懸命やっているパンナちゃんに
頑張ってほしいなと思いながら見ていた。
そんなある日、
別グループの同僚から
「パンナちゃんに対するフィードバックがあるんだけど、ちょっと良い?」
という電話がかかってきた。
どんな良からぬ事をしたのかと
ドキドキしながら詳細を聞いてみると、
「メールの件名、途中から勝手に日付追加して変えるの、前のやりとり検索できなくなって地味にウザいからやめてほしい。」
ということで。
え、そんくらい自分で直接ie…
と言いたくなる気持ちをグッと堪え、
確かにパンナちゃんの全メールの件名冒頭に日付を入れる謎行為(人のメールもなぜか修正)は私も
うっすら気になっていたのだが、
相対的に鬼どうでもいい案件と判断して放置していた部分もあるので、
こゆのもマネジメントだ、練習だと、
今までの自分の上司達に尊敬の念を抱きつつ、
ちょっと真面目にフィードバックをしてみることにした。
守破離の「守」をやってみる
せっかくなのでlinkedinで適当なトレーニングを受けてみたところ、
異文化理解力の本やnoterの諸先輩方の教えの通りやはり
「いかに人格批判に聞こえないようにするか」
がキーとのことで。
こんなフレームワークが紹介されていた。
状況・行動・影響・要請と事実ベースで整理すると、「あなた」からフォーカスが遠ざかり、
人物批判に聞こえなくなるとのこと。
一応もう一つ練習問題をやってみよう。
確かに事実ベースで話せるようになる気がする。
これだったら血みどろの戦いは防げただろうか。
反応と今後どうなるか
パンナちゃんに先程の通り伝えてみたら、
前のマネージャーにこうしろって言われてただけだからNE。全然おっけーおっけー。
とのことで、
スーパーこだわりポイントだったらどうしようと思っていたが、まぁさすがにそんなことはなく、特に何事もなく受け入れてくれた。
そして、そういえばパンナちゃんはフランス人。
自分の過去記事曰く、
High context/ダイレクトなフィードバック
感情豊か/議論対立どんと来い
そういう意味では結構バシバシフィードバックする環境になれてるのか?
ただ、今のところ
本人からは結構大人しい印象を受けるので、
感情表現豊かで議論好きで、
ダイレクトなフィードバックをしているところが私には全く想像が出来ない。
いつか、パンナちゃんにグサッと刺される日が来るのだろうか…。
◇
そんな感じに、
当たり前のことなのかもしれないが、
自分以外の誰かのフィードバックを受けるのが、
マネージャーなのかー、となんだかすごく
気持ちがまたギュッと引き締まったよっていう、
そんな1週間でした。
【参考】
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