クレヨンしんちゃんの内側問題
私の両親は、子供が見るテレビについてかなり神経質で、なのにテレビに対して興味が薄かった。
私は子供時代、「クレヨンしんちゃん」も、「ちびまる子ちゃん」も、「サザエさん」も、バラエティ番組も、歌番組も、(トレンディ)ドラマもほとんど見たことがない。
見ていいのは、ほんの一握りの決められたものだけ。ニュースや、許されたアニメだけ。
ご飯中は、テレビ厳禁だったし、もちろん私の子供時代には、スマホも携帯もない。
両親は子供の中で流行っているものに完璧に疎く、そしてどうでもいいと思っているようだった。
そんな両親がことさら嫌ったのが、「クレヨンしんちゃん」。
大人をからかうような口答えするところが、特に気にいらないポイントだったようだ。
しんちゃん役の声優さんの話しぶりも嫌だったらしい。
何かの機会で、しんちゃんが電車に乗るシーンを一瞬だけ見たことがあって、
「危ないから、黄色の線の内側を歩いてね」
と先生が言う。
「はーい!」とみんなが言う中、
しんちゃんは、黄色の線の「内側(線路側)」にわざわざ入って、「おら、内側にいるぞ」みたいなことを言う。
「そういうことじゃなくて!」
と怒り出す先生と、戸惑う友達。
どっちが内側問題。
あのシーンを見て、そうだよね、どっちから見て「内側」なのだろう。私にも分からんやと思った。
「線路側を歩かないで」と言うより、「内側」の方が単語も文も短いし、分かりやすい。
けど、本当に分かりやすいのかと言うと、疑問。
私は、しんちゃんについて、納豆にネギを入れるかどうかのセリフくらいしか知らないけど、線路の内側問題とか、本当は知っていたら、人生はもっと楽しかったのだろうかと思う。
分からないけど。
大人に口答えする幼稚園児って、そんなに悪いことなのかな。
私の両親は、何をそんなに恐れていたのだろう。
「クレヨンしんちゃん」が、子供からだけでなく、大人からも愛される漫画であり、アニメであることに、「理解不能」と端から突っぱねていた両親。
「しんちゃん」の内容を知らない私には、何とも言えないけど、しんちゃんみたいな口答えをしてみたかったかもしれない。
【今日の英作文】
お金が全てではないと言いながら、彼女の行動は拝主義記そのものです。
Although she says that money isn't everything, her actions reflect a money-centered mindset.
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