みちのく小京都と阿仁マタギ ー 徹底的に秋田旅 秋田内陸線にゆれる ー
もりよし
私の友人に「もりよし」という名前のヤツがいる。
姓ではなく、名のほうだ。
「それが、どうしたの?」
いや、あの・・ ちょっと、旅先で思い出しただけです。
ということで、急行「もりよし」に乗ります(笑)
秋田内陸縦貫鉄道(秋田内陸線)は、名前の通り秋田の山間部をぐぁーっと南北に走る路線。
本日は午前中に、みちのくの小京都角館の街を、ふらり散歩しましたね。今から、お昼休み。のんびり電車で涼みながら、絶景車窓を満喫。ふたたび、午後から角館に戻ってくる、中高年に優しい熱中症対策昼寝つきプランです。(笑)
秋田の車窓から
ちゃらっ~ちゃっちゃっちゃちゃーん ♪
始発駅、角館
ゆっくりと電車が動き出す。(石丸謙二郎風で)
田園風景のなか、徐々に、スピードをあげる。
と思ったら
5分もしないうちに、電車が速度を落とす。
しんちゃんのためだ
秋田とひろし
しんちゃんのお父さん「ひろし」は、秋田出身
ということで、しんちゃん一家が住む埼玉県と秋田県が、家族都市協定なるものを結んだぞぉー! そのポスターの表紙が、田んぼアートになってました。
ちなみに、
秋田に住む「ひろし」の兄なんですが
「もりよし」も「せまし」も
どうでもいいですよね・・
なると餅
まずは、おやつタイム
角館名物
なると餅ってなぁに? 説明しよう!
もともとは、粟から作っていた粟餅であった。
粟=阿波=鳴門 ということで、粟餅を、なると餅と命名したらしい。しゃれおつですね。ただ今は、粟ではなくもち米を使って、作られています。
笹の葉の敷物から、ふわりと清々しい香り。
粗びきのもち米は、もっちりホロホロ、中身は甘さ控えめこしあん。
おいしゅうございました(岸朝子風で)
令和のいま、手間暇かかる和菓子は、作っているお店が激減。絶滅危惧種だ。角館で見つけたら、ぜひゲットしてみよう。
阿仁マタギ駅
ここまでで、約1時間
下車しよう
ディーゼル音が山あいに消え入ると
駅には、妻とわたしのふたりだけ
セミの鳴き声が響きわたる
なのに、不思議と静かに感じる。
この辺りは、マタギの里
ところで、マタギってなに?
説明しよう! マタギは、狩猟の民
前回の記事にも書いたが
今年の秋田は、例年以上にクマが出没している。
年々狩猟の制限が厳しくなり、マタギでは生計が立てられなくなって、現在では、プロのマタギはいないとされている。
動物虐待、熊を殺してはいけない
正義の行動が、人間の命を脅かす。
生態系の微妙なバランスは、正義だけでは語れない
帰るよー
クマダス(熊目撃情報サイト)にびびったオイラ、散策は次回にお預け。こんどは、この辺りを一日かけて巡りたい。
帰りは、各駅停車で角館へ折り返すことにしよう。
ということで、再び角館に戻ってきました。
午後からは、商人の町(外町)を中心に、ふらりと巡ります。黒板壁と木立に囲まれた広い敷地の武家屋敷(内町)とは打って変わって、ぎっしりと家が立ち並ぶ。
新潮社
創業者「佐藤義亮」は、角館出身。生誕の地の近くに、新潮社記念文学館があった。
さすがは新潮社、文豪自筆の原稿が多数展示されていた。超几帳面な字、訂正だらけのミミズ系難読原稿、様々な個性が並ぶ。
そういえば、小学生の頃は、作文が大嫌いだった。なのに、今ではこんな記事を毎週投稿している。不思議だね。。
おっと、いけねぇ
文学館に、没頭しすぎたようだ。
出よう。
はーい! ここからは、角館のお土産の紹介なのだ。
なぐツー御用達、おススメはコチラ!
安藤醸造
おススメは、お味噌
「家伝つぶみそ」と「みそマルシェ」という銘柄をチョイス。無添加天然醸造の熟成味噌。
見た目と同様、優しい味わい
特徴は、深い旨味。
少量でも、味噌汁の味わいに幅が出ます。
ふふふ、食卓が楽しくなる一品です。
個人的には、煮干しだしとの相性がいいと思う。
西明寺栗
さきほどの車窓、西明寺駅付近は、青い毬栗がたわわになって、秋の訪れを待っていた。
「栗の木だー」
と、眺めていたのだが
安藤醸造のすぐお隣に・・
実は、お酒も好きだがスイーツも、だいすきなのだ。ここは、日本一大きい栗「西明寺栗」を使ったスイーツを扱うお店。
限定にも弱いオイラw
夏季限定!
写真を撮っている間に、溶けちゃうぞ!
ぱくり
はぁ、しあわせ・・
栗のホクホク感と、アイスのミルク感、これらが口の中で混ざり合う。
そして、お土産に
焼きモンブランもゲット
想像と異なる、意外な食感でした。
気になる方は、食べてみて!
えぇー! おしえてよ・・
こまち
という事で、みちのく小京都角館と、秋田内陸線を満喫した、なぐツー旅、どうでしたか? では、こまちで秋田市内に戻るよ!
電車旅は、やはりコレですよね
次回も、おったのしみにー!
(つづく…)