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ラッピングされた世界を

今日も、アーシュラ・K・ル=グウィン『文体の舵をとれ』を読んで、文章の練習。

【名詞、動詞、形容詞を少なくとも3回くりかえす】300字程度

駅で出会うのは、目が覚めるようなラッピング地下鉄。ボディに広告を纏って、地下を駆け回るラッピング電車。駅から地上に出れば、キャバクラの広告をラッピングした騒音トラックが駆け回る。派手で、元気よく、気前がよい広告を出せるのは、不穏な商売だけ。見渡せば、何から何までラッピングされている。私もまた、何かにラッピングされているのだろうかと思いながら、制服を着る。ラッピングされない、素のままの世界はシンブルなんだろうか。綺麗なんだろうか。見たくないもの、見せたくないものが、ラッピングから解き放たれて、露見したとき、私は世界を嫌いになるかもしれない。常にラッピングされ、覆い隠されてしまったこの世界が、本当は何者なのか、私は知らないけれども。


今日は小説じゃないな。。。エッセイじみた文章になってしまった。今日も300字をオーバーしているのだけど、字数を守るのは最低限のルールとは分かりつつ、難しい。

#文体練習 #言葉の繰り返し #ラッピング #エッセイ #文章 #毎日更新 #毎日note #字数オーバー #やってみた


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