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イシューからはじめよ[改訂版]知的生産のシンプルな本質|安宅 和人

どうも、斉藤 史朗です!

普段はマーケティング業務に従事しており、法人向けサービスにて人材派遣・人材紹介・健康経営・業務改善/アウトソーシング・キャリア自律などに関するコンテンツを制作しています。

今回は、毎年1月に落合さんとNewspicksで動画対談されている安宅さんの著書について読んでみました。


こんな方におすすめです

『イシューからはじめよ』は、問題解決に関する思考法を解説したビジネス書で、特に以下のような方におすすめです。

1. 効率的な問題解決をしたい方
問題解決の過程でよくある「問題を特定できない」「時間がかかりすぎる」といった課題を解消する方法を学びたい方に役立ちます。

2. クリティカルシンキングを鍛えたい方
本書では「本質的な問題(イシュー)」に焦点を当て、無駄な議論を減らすためのフレームワークを提案しています。論理的思考力を高めたい方に最適です。

3. 仕事やプロジェクトの効率を上げたい方
目の前のタスクや問題に対して、最も重要な要素に集中する方法を学び、時間やリソースの浪費を減らすことができます。

4. リーダーやマネージャー職の方
部下やチームメンバーと一緒に効率よく問題解決を進めるための指針としても有益です。チームの成長や効率向上にもつながります。

5. ビジネスパーソン全般
日々の業務の中での課題解決能力を向上させたい方、または新しいアプローチで仕事を進めたい方にもお勧めです。

本書は、問題解決の方法に悩んでいる方や、さらにスキルアップを目指している方にとって非常に有益な一冊です。

まとめ・要約

『イシューから始めよ』は、問題解決のアプローチや思考法を解説した本です。

ここでは、仕事や課題において「本当に重要な問題(イシュー)」を見極め、それに集中して解決策を導き出す方法について説明されています。主な内容を要約すると以下の通りです。

  1. イシューの定義
    • イシューとは、「解決すべき本質的な問題」を指します。
    • 解決すべき問題を見つけ、明確に定義することが最初のステップです。
    • 問題解決のアプローチを取る前に、「何を解決すべきか」をしっかりと見極めることが大切です。

  2. 解決策を求める前に、イシューを探せ
    • 多くの人は、問題解決を急ぎすぎて、問題の本質を見失うことがあります。
    • イシューを見つけるためには、まず 課題を洗い出す ことが重要です。
    • すべての問題に対して、解決策を考える前に「本当にそれが解決すべき問題なのか?」と問い直すべきです。

  3. イシュー解決のためのアプローチ
    • フレームワークを活用する: イシューを解決するためには、フレームワークを活用して、問題を論理的に整理することが有効です。
    • 仮説思考: 最初に仮説を立て、それを検証していくことが効率的です。仮説が正しければ解決が早く、間違っていれば改善が迅速にできます。

  4. イシューを解決するためのステップ
    • 解決方法を絞る: イシューに対する解決策は複数ありますが、どれが最も効果的かを見極める能力が必要です。
    • 結論を先に言う: 結論を最初に伝え、その後に理由や証拠を示す「結論ファースト」のコミュニケーションが重要です。

  5. 思考の偏りを避ける
    • 無意識のバイアスを避けるために、データや事実を基に客観的に判断することが求められます。
    • また、複数の視点から問題を見つめ直し、偏らないようにすることが大切です。

  6. 重要な要素
    • 決定のスピード: 重要なイシューに対して、迅速に意思決定を行うことが結果につながります。
    • 実行の力: イシューを解決するための具体的な行動を取ることが最も重要です。アイデアだけでは解決にはならず、実行に移さなければなりません。

『イシューから始めよう』は、問題解決において最も重要なステップは 「イシュー(問題の本質)」を見極めること だということを強調しています。ビジネスやプロジェクトにおいて、時間やリソースを無駄にしないためには、まず解決すべき問題を特定し、その上で効果的な解決策を見つけ出すことが不可欠です。

著書の経歴

富山県出身の日本の情報学者・脳科学者。 LINEヤフーCSO、慶應義塾大学環境情報学部教授、滋賀大学データサイエンス学部アドバイザリーボード。 データサイエンティスト協会理事・スキル定義委員長。 一般社団法人「残すに値する未来」代表。

著書を読んで考えたこと

「○○の市場規模は縮小に入りつつあるのではないか?」

→検証可能な仮説を立てて、分析結果を明確に出すことが重要である!

検証可能な範囲での仮説立てをしなければ、ただの妄想で止まってしまうので、次のアクションに繋げることができない。

解くべき答えが見えないのであればそれは仮説として立てる必要はなく、無視すれば良い。

課題を見つけて、多数並べることが良い側面もあるが、ビジネスにおいて成果を最大化する、問題を解決して前に進むためには、検証可能な事を問いとして立てないと前に進めないので、分析する際などにも注意が必要である。

良いイシューとは、強引にでも分析可能な仮説を立てることである!これはかなり重要な概念だと思ってます。

⚫︎一次情報を取得する

ここで大事なのは、誰のフィルターも通っていない「一次情報」に触れることです。

要するに、「現場で何が起こっているのかを目で見て、肌で感じる」のです。

→例えば、サイト上で動いてある顧客行動の傾向みたら、個別のサイト上の動きを観察するなどは日頃意識して行っており、マクロ的データとマクロデータを組み合わせることは大切だと感じてます。

一番良くないのは、他社が取り組んでいるから、ウチでも取り入れるという一見根拠がありそうで、ズレているケースです。

他社と自分達の顧客属性が完全に一致していればよいですが、そういうケースではなければ、成果にはつながらないでしょう。

あくまで他社施策は参考に止め、顧客が何を求めているのか、顧客の目線になって考えるのが重要である。

なお、集中しすぎると、施策に対して思い入れが入って、感情的になってしまい、判断するデータを変に解釈する場合もあるので、客観的に見る必要である。

感情によって判断を誤ってしまうケースはよくありますし、私も割とそうなりやすいタイプです・・笑

⚫︎「分析とは比較、すなわち比べること」

というものだ。

分析と言われるものに共通するのは、フェアに対象同士を比べ、その違いを見ることだ。

→たしかにそうですが、比較期間が短いケースでは、判断しきれないと感じることもあり、その比較による以外でも効果や影響も考える必要もあるので、安易な対比データで判断を誤ってしまうのは良くない。

一見同じような対象でも、フェアに判断出来ないコンテンツだったという場合はありますので、注意は必要です。

マーケティングの実務にも生かされる思考・考えであり、早速日々の会議などで実践してます🔥🏃‍♀️

以上になります。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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斉藤 史朗
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