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#生き方「運動会での学び」

「絶対、みんな

 ゆっくり走ろうなっ!」

小学校も高学年となると

50メートル走でも白熱した争いとなる。

私は小学生の頃は背が高い方だったので、

いつも背の順に並ぶと

後ろから2、3番目くらいの位置だった。

私の通っていた学校は、

50メートル走などの走る競技は、

各クラス、

大体同じ背丈の生徒達で

走るように順番が決められていた。


背の高い生徒達は、

なぜか足が速いヤツばかりが揃っていた。

私が背の順で横並びになった

他クラスの生徒は、

みんな各クラスのリレーメンバーだった。

自分の背の高さを悔やんだ。

そんな速い連中の1人が

予行練習の時に、

驚く提案をしてきた。

それが、

冒頭の言葉だった。

「足が速いのに、

 なぜ?」

と私は思ったのだが、

それと同時に、

「助かったかも」

と思った。


運動会当日。

50メートル走の時が来た。

1列ずつスタートを始める。

背の高い者は最後の方のスタートになる。

横並びで順番を待つ、

足の速い他クラスの生徒たちと私。

さあ、

私たちのグループの順番が来た。

「イチニツイテ、ヨーイ、ドンッ!」


「絶対、みんな

 ゆっくり走ろうなっ!」

そのレースを最後に、

私はその言葉を信じることをやめた。


私を含めた4人が

ゆっくりスタートを切るかと思ったら、

その中の1人が

いきなり先頭に飛び出した。

残った3人は驚いた。

しかし、

裏切った男は、

勢い余っていきなり転倒した。

それを見た、

私以外の2人が、

とうとう本気で走り出したのだ。

取り残された私。

せめて裏切り者には勝とうと、

転倒しているソイツを置き去りにして、

がむしゃらに走った。

足が速くない私は、

あとから飛び出した2人に

全く追いつかない。

それどころか、

立ち上がった裏切り者にも

とうとう途中で追いつかれ、

追い抜かされ、

結局私は、

ビリでゴールした。


裏切られた上に、

足の遅さまで目立った運動会。

世の中というものは、

時に厳しい。

自分の得意を磨き、

得意な分野で生きていこうと、

深く学んだ

運動会だった。


運動会って、

楽しいもんじゃ

なかったっけ?


<運動会についてスタエフしました!>


結局、

運動会とは違う話が多かったですが、

運動会ライブで

『エッサッサ』

というものを学びました。


<スタエフライブの告知です>


10月21日(月)21時30分〜。

訪れていただいた方の恋バナを

聴かせていただいて、

ビュッフェスタイルのように

皆さんで色んな恋バナを味わって、

心の栄養を付けてもらうライブ配信です。

夜に開催するのは2回目ですが、

もしよければ、

恋バナを1つご持参いただいて、

ライブでお話を聴かせてください🎙️🦍。

「すっぱい」のでもOKですよ笑。

是非、お待ちしております!


<クリスマスまでの創作活動🍒
 参加者募集しています!>

マガジンに入っているどれかの記事に
参加希望のコメント書いてくだされば、
誰かの記事に登場してもらえるように
させて頂きます😊。


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