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行為そのものではなく、その過程にこそ価値がある。

岡倉天心は茶の本でこのように触れている。

面白いと感じることは、
その行為そのものではなく、
その行為に至る過程にある

茶の本 岡倉天心

結果至上主義になってしまっていた時の
自分に言って聞かせてやりたい言葉の一つである。

これを反省したからこそ
過程を大事にしたマネジメントの重要性にも
気づくことができた。

成功という結果は輝かしく見えるが、
その裏には見えない無数の試行錯誤や葛藤がある。

写真を撮るときに、街を歩き、光と影を探すように、
管理職としての日々もまた、
部下との対話や失敗からの学び、
そして目に見えない小さな進歩の積み重ねで
成り立っていた。

大切なのは、その過程をどれだけ味わい、
受け入れるかである。

会議室での一言、部下の成長に気づく瞬間、
ふとした雑談の中で生まれるアイデア。

それらすべてが、結果以上に価値あるプロセスだと思う。
このプロセスを大切にすることで、
仕事だけでなく自分自身も成長していく。

そして、自分が介在せずとも
成果を出すことができる組織に成長していく。

このレベルまでに
持っていくことができなかった原因は
今ならわかる。

相反することを受け入れながら進んでいくことである。

例えるなら、質とスピードどちらかという話ではなく、
どちらも取るにはどうしたらいいのかという
ORの思考ではなく、ANDの思考である。

それこそ、過程と結果をどちらかではなく
うまくバランスをとりながらどちらも取りに行くように
することでもある。

それはまた違うときに詳しく話そうと思う。

ほなまた!

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うらやん / yoridokoro
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