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記事一覧
なにかが変わる弟子屈暮らし vol.37
朝起きて山を見るとほんの少し、また色づいているのがわかった。
気温は5度。ひんやりとした山の冷気はこれから来る冬を思わせた。
あと3ヶ月で今年も終わり。色々こなしている間にあまりにも早く過ぎ去ってしまう。それならば先回りして来年のことも考えてみる。
北海道アウトドア検定を受ける9月頭に試験を控えていた。
8月ごろはテキストを読み込んだり、ノートに書き写したりと久しぶりに勉強らしいことをした。思え
なにかが変わる弟子屈暮らし vol.35
ホザキシモツケのピンク色のお花が綺麗だった。ホザキシモツケは寒涼な湿地帯に咲く花で本州では日光とか霧ヶ峰で見られる「高山植物」だ。ここでは平地に咲き、また何気ない雑草のような顔をしているが、一時期には環境省のレッドリスト絶滅危惧種Ⅱに指定されていたことがある。
職場でヤマグワの実がなった。
人が植えたのか鳥が種を蒔いたのかヤマグワが点在している。別海町出身の作家、河崎秋子の小説「蛹の家」を思い出
なにかが変わる弟子屈暮らし vol.34
一年で最も風の気持ちいい季節。
照りつける太陽が眩しく、そして暖かい。
ようやくやってきた初夏。
日の出は3時台。午前中に気温が上がる。
エゾハルゼミの声を聞いていると、関東民である私はあの茹だるような暑さを思い出してしまうのだろうか。本当に夏バテになりそうな気持ちになるが、ここは道東。気温は21度。13時を過ぎたらひんやりと気持ちいい風が吹いてくる。
テレビに映る全国の天気予報。
30℃が当た
なにかが変わる弟子屈暮らし vol.31
確実に春が近づいていることを感じるこの頃。
鹿や白鳥が畑に出てきて、真っ白なうさぎが慌てて道路を渡る。雪解け水は坂を走っていく。
帰省のタイミングで吹雪3月の後半、休みを頂いて地元横浜に帰省する予定だった。出発する日の天候がかなり悪く、前日の夜から吹雪。翌朝は峠を越えるのも危ない上、吹雪いていては飛行機が飛ばないかもしれない。帰るだけなのにまさかの試練。
2日前くらいからソワソワと天気予報を眺め