殺風景で物足りない部屋をオシャレに!ショップから学ぶ、魅力的なインテリアの作り方
こんにちは、崇島です。
多くのインテリアを見ていて、イマイチとかパッとしないなぁというインテリアの共通点「なんか物足りない、つまらない」と言っている方が多いなと思いました。
今回は、つまらない印象を払拭して魅力的なインテリアに変える方法とコツについて事例を交えてご紹介してみたいと思います。
■■物足りない&つまらないの原因■■
つまらない部屋になって困っている方は、インテリアに興味があってがんばっている人に多いのが分かりました。
先日「インテリアが漠然となんかパッとしないのでなんとかしたい方いらっしゃいませんか?」と募集してみました。すると、乱雑で収拾がつかない部屋の写真が送られてくるのかと思いきや、ごちゃごちゃしている人よりも整ったキレイな印象の方のほうが多かったんです。
この原因はおそらくですが「インテリアのコツ」や「オシャレなインテリアにする方法」など本やネット記事で解決する方法が多くありますので、そのやり方の通りに実践してみる→整然としていてルールに則ってまとまっているんだけど、つまらないインテリアに行きついてしまっているんだと思いました。
要するにもはや教科書やルール通りに部屋作りをしても一昔前よりハイレベルではあるが普通に感じてしまうというわけです。
つまりインテリアで多くの方が困っている部分は「普通でつまらない」ということだと思います。そのあたりの解決方法を考えてみたいと思います。
■■魅力的な部屋にするポイント■■
インテリアの問題点はだいたい2パターンになっています。1つは好きな物を好きなように置いて統一感が無くなってしまっているパターン。これについては解決方法の動画をupしていますので気になった方はそちらをご覧ください。→https://youtu.be/yfwJExEVMLg
2つめの問題点はルールや法則通りにやって普通でつまらないインテリアになっているパターン。今回の問題点ですね。
ルールを無視して好きな物を置いてしまっていると統一感はないですがかなり個性的にはなると思います。
反対に、ルール通りに配色やレイアウトを意識して作っただけのインテリアには統一感があってまとまっているものの個性がなく同質化して普通でつまらない印象になってしまっている、そこでポイントとなるのが個性の部分だと思います。
分かりやすいように事例を見ながら解説してみたいと思います。
■■事例を見ながら解説■■
こちらはハンバーガーをメインとしたアメリカ系レストランのアンダーザカスケードというお店になります。
店内はぱっと見でもオシャレな印象ですよね
天井高はあってマネできないものの、色使いや家具の選び方やレイアウトについては参考になると思います。
①目的とテーマをきめよう
まず最初に考えるべきは、インテリアのテーマと目的を明確化することです。
自宅の部屋はなんとなくリビングはくつろぐスペースとしている場合が多いと思いますが、大事なのは自分はどうくつろぐか?というところの解像度を高めることがです。リラックスして本を読むのが趣味の人と、映画鑑賞が趣味な人では、同じリビングでも家具の選び方など空間の作り方は変わってくると思います。
ここで大事な個性の部分が見えて来るのではないでしょうか。
説明するのに分かりやすいのは、お店のインテリアです。商売はお客さんが利用して満足してもらう必要があるので、インテリアとしては目的が明確なのです。こちらはハンバーガーが食べられるアメリカンダイナーのようなインテリアテーマがあると思います。
まずここを抑えつつ、続いてはもう少し具体的な話に移って行こうと思います。
②ポイント
こちらのインテリアで抑えるポイントとしては配色、素材、形状この3つです。実際に見ながら考えてみたいと思います。
・配色
ここに来ていたお客さんは年齢層は4、50代くらいの方や、オシャレな若い方など少しこだわりを持っていたり、少し豪華なランチを求めている印象。
アメリカンダイナーのイメージはポップで賑やかなイメージですが、ここは窓が大きくてとても明るく、明るい配色を使うと安っぽく感じるので、いろんなグレーをベースにして重厚感を出してバランスを取っていると思います。
カラーとしては黄色やオレンジ、ネオンサインなんかもありますが、目立つ色は同系色でまとめています。ベースのモノトーンでこだわりや高級感をプラスして少し落ち着いた印象にしてバランスをとっていると思います。
こちらがテーマと目的を意識した配色ということになります。
・素材
素材に関してはグレーのベースの部分が無機質で温かみのないフラットな作りになっています。その中にヴィンテージウッドのような味のあるテーブルや、ファブリックやレザーの優しい素材、リアルなオリーブのフェイクグリーンなどお客さんに近いほど複雑性の高いアイテムでまとめています。
そのギャップにより全体的にはスタイリッシュなのに、お客さんは温かみがあって居心地のいい場所、座っていたい場所になっているのかと思います。
・形状
素材はレザーやファブリックなどアメリカンな要素を持ち合わせていましたが、よく見ると形状はアメリカンダイナーのような装飾が施されたような物とは違って、モダンな形状のものが多い印象でした。
特に中央の席以外は北欧モダンのようなスタイリッシュささえ感じるデザインのイスやソファ、照明なんかもありました。
全体的には大人っぽいアメリカンダイナーという印象でしたが、ディテールを見てみるとモダンかつ落ち着いたような作りになっていました。
■■個性を生かす方法■■
ここまで事例を見ながら説明してみましたが、実際どうやるか?を考えてみたいと思います。
例えば今回ご自宅の画像をお送りいただいた方の写真を使って仮に同じテーマで作ってみます。
こちらのインテリアですが、ご本人的には、なんだかぼんやりしているとの事です。
ダイニングなので先程のお店と同じようにスタイリッシュだけど落ち着くインテリアということで、作ってみたいと思います。
こう見ると色の統一感を意識して余計な色を入れないというところを守っているのでスタイリッシュな印象ですが、逆にいうと個性はあまり感じないので、ここに「落ち着くダイニング」というテーマを取り入れてみたいと思います。
このスペースの主役はテーブルとイスなのでここが最も目立つような感じにします。現状だと最も目立つ場所は白い壁ということになってしまっていますので、壁紙を貼ってみるのも良いですし、照明の明かりで主役を照らしてあげるのもありだと思います。
落ち着く場所にするために、明るめで温もりも感じる素材感のある物を選んでみるだけでだいぶ印象が変わります。主役なのでイスも統一感に囚われず、少し個性がある物を選んでも良いと思います。
これでも少し殺風景なので、少し大きめの植物をプラスして見るとこんな感じで、テーマが明確なだけで印象がだいぶ変わって来るかと思います。
■■まとめ■■
というわけで、簡単ですが試してみました。
今回の話をおさらいすると、
①テーマや目的を明確にする(個性がでる)
②そのテーマをもとに主役を決める
③配色、素材、形状を決めていく
④今まで通り統一感は守ればOK!
長々と理屈を話しましたが、こんな感じで簡単に考えていただければ良いかなと思います。ぜひ参考にしてみてください!
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