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RoRを2種類同時表示 + ファイル操作 コーヒー焙煎モニターZENzeroV41 開発記

RoR併記

すごいことに気がついたんですよ。
 今までスタンドアローン版の焙煎モニターを作ってきて一番重視していたのが安定性、次にシンプルさだったんですけど → とにかく何が一番重要か、それだけは!って感じで残った機能が安定とシンプルさに繋がり → 使いやすさになると思ってきてたんですが、その脳内設定に引っ張られてスマホ版でも削ぎ落とし設計を突き進んでたんですね。

RoRは10sの数値は機微があって火力調整に有利なのでこちらに設定していたんですが、レジェンドの語る焙煎情報は出来た工程を定義するには便利な 1分あたり の数値でして、微細な火力調整に対してはタイムラグが大きいんですよ。逆にRoR1や3は敏感すぎて忙しかったし、RoR10がガス加熱にはちょうどよかったんですね。

ですがスマホ版は画面密度も高く、何ならタブレットで広く使えるわけでして。まあ水風呂入ってるときにふと気づいたんですが ”両方入れればいいじゃん” と。

反省しましたよ。随分前に設定した自分のルールに無意識に縛られているなんて。まあすべてのマイルールを行動する度に精査なんて頭パンクしちゃいますからできるわけ無いんですが、昔固定して今でも当たり前と思っていることがいつまでも使える規則と思い込むのがいかに危険か思い知りました。
 ちなみに政治家やテレビが公平に日本のことを考えてるはずという思い込みも最近解消しました。

というわけで両方実装しました。履歴の方でも10秒と60秒両方とも表示します。特別な操作は必要なく、焙煎に集中できるシンプルさは保っています。
 60秒の方は10秒の6倍というわけではなくてちょうど1分前との差を実数で計測してますのでしっかり情報として生きています。
 履歴は寒色(青緑)、受信値は暖色(赤橙紫)です。

RoRは目盛りが温度の1/10。 200の高さで20ということになります。

二つのRoRを併記したことでさらに便利になった。

RoR10sが短期の火力調整にかなり役に立ちます。
 特に、余計な変異は避けたいがエッジを効かせるためしっかり熱を加えたいとか、ハゼ周辺で内圧変形を誘えるRoRがこの辺だとかはRoR10s が火を吹きます。いや火は吹きませんが参考になります。
 1分未満の工程はこれが上限で下限だとか、自分の焙煎環境の最適解を導いてください。

RoR60sは焙煎全体と中長期の設計に役立ちます。
 焙煎全体の工程を先読みしたり安定させたいとか、誰かとの情報交換で得た数値としてはRoR60sがいいプロトコルになります。
 全体の先読みと言うか、この火力のまま行ったら3分後にはこのくらいになりそうだなーってのがRoR60sだと読み取りやすいですよね。

それから、以前ZEN1.1くらいの時にテストしまくった予測点なんかはどうしようか考え中です。
 予測温度をグラフ化して実際にテストしてたんですよ。ですが、情報が増えすぎてしまう割にグラフを読み込めば予測なんてついてしまうのと、ダンパーの開度で火力と上昇の先行きが変わってしまうなど環境により過ぎるってことで、削除して今に至るんですけどね…。

ということで今回のバージョンアップの 1 はRoRの2種類併記でした。

次に、ファイル操作です。

 前のバージョンでもファイルの名前で表示順を変えることができるとお伝えしていましたが、今回からアプリ内でファイルのコピーや名称変更が可能になりますた。削除もできます。PCナシで出来ます。まあデータの保存はPCにもしといたほうがいいとは思いますけど。

機能操作は見たまんまで、チェックボックスにチェックをいれるとコピーと名称変更を切り替えできます。上のキャプの状態で”実行”を押すとコピーされます。チェックをいれるとコピーはせずに名称だけ変更します。削除したければ”削除”。

気に入った焙煎の名前を作ってコピーしておけば、 例えばSantosDeep1、SHB-1L、SHB-2Mとか独自名称の履歴を作っておけば、起動時に先頭から並ぶので選びやすくなります。

注意点としては ”ん”から”あ” 、 ”Z”から”A” 方向へ表示されるのと、ファイル名の先頭から15文字が表示されるので、その長さで判別できるようにすることです。漢字も使えます。
 ただし日本語の15文字は幅を取るのでスマホのスペックによっては他の表示とバッティングして省略されるかもしれませんのでご注意。

 デバイスを使っていなくても表示できます。CSVで作った履歴とかもぶっこんでおけます。

ひらがなはやめたほうがいいかも

名称変更したら履歴を上げ下げして読み込みをリフレッシュしてください。
 とりあえず今回はこんなところでしょうか。

↓ アプリのダウンロード(ZENzeroApp) まだ前のバージョンV35

↓ 今回のV41はこれです オープンテストバージョン 

温度計測デバイスはこちら(スタンドアローン版もあるよ

もしかしたらこっちにもあるかも

あとセンサーはこのタイプ使い勝手いいです。センサーの根元部分の温度が上がりすぎないようにご注意。

あと、サクサク書いてサクッと消せるシンプル楽ちんお買物メモアプリ↓

寝起きのマインドメモ用に作ったやつ↓
寝ぼけててもこれだけは起動できるようにしてる。朝の瞑想後の必需品。

迷ったときの前向きみくじ↓
 更新できなくて古いスマホのみなのが残念

以上、よろすこ

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