同人誌『眼鏡短編集』装丁や制作秘話
同人誌作りの紙を選ぶ楽しさや装丁を考える楽しさににまんまとハマってしまった同人女・海棠楓がその仕様を覚え書きする回です。
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今年春に開催されたJ-garden55の特設ジャンルが『眼鏡』だったため、喜び勇んで性癖ぶちこんだ短編集を作りました。
原稿着手
あやりょ
あやりょはkindleの眼鏡アンソロに寄稿したものを加筆。
アンソロでは文字数の都合上、えっちシーンは1ターンだけ書いたんです。
が、そんなのあやりょじゃないでしょう?!ということで、きちんと2R書かせていただきました。
眼鏡に嫉妬するリョウと、それをおかしな物を見るような目で見るアヤ。
てづはだ
てづはだはとにかく二人のキャラを丁寧にプレゼンして、てづはだというCPの魅力を伝えたい。
ここもたいがいキャラ濃い二人なので、もっともっと知って欲しいなと思いながら書いています。
てづっちは彼氏にしたいナンバーワンだし羽田さんのキテレツな魅力ももっともっとアピールしていきたい。
とにかく羽田さんのことが大事でしかたがない、まだまだ羽田さんの彼氏であることに自信を持てない手塚と、腹立つぐらい何をしても魅力的な羽田さんを。
ハルさと
ハルさとは秋庭で無料配布した折本『憧憬』にあれやこれやを付け足しました。
あやりょがベテラン、てづはだが中堅なら、ハルさとはかけだしカップルらしい感じを出そうと思って書きました。
私の中ではまだまだ素を出し切れずに腹の探りあいをしている二人です。
ハルが「お母さんは心配性」みたいなことになっております。かわいそうなハルとかわいいえーちゃん健在。
文字数としてはおよそ
あやりょ12000
てづはだ8900
ハルさと10000
の計32000字ほどにおさまりました。
そこにキャラシートなども挟み込んで、100Pの本になりました。
組版・表紙絵・装丁
原稿を書き上げてからが本番で、組版・表紙絵・装丁などなどに時間を費やす番です。
好きな作業ではあるのですが、なかなかまだまだ上手くいかないことが多く、『全部俺』まだまだ修行中です。
表紙絵はまだいいんですが、どうにも入稿用のデータを作るのが毎回のようにミスってしまいましてね……?
そのくせ
「いつかはやりたい箔押し!」なんて思ってて。
データちょっと複雑なのに。
箔押し、ちょっとお値段がアレなので、疑似箔を使いました。
おかげでとってもキラキラした本になりました。
通常のデータよりちょこっと複雑で、この辺は先達のさくら怜音ボスにご指導いただき何度も何度も修正を重ねた結果、思い通りの本にしあがりました。
モンテシオンは程よい厚みと風合いがすごく気に入ったので今後もよく使うと思います。それまではなんとかのひとつ覚えみたいに淡クリキン一択だったんですが。
こだわりはヘッダーの眼鏡でしょうか。
ヘッダーにイラストのラインを入れるのも一度やってみたかったんです。かわいい。これそれぞれ3人の眼鏡を交互に並べてます。
フレームの形は中扉と合わせてます。
今回のために作った作品ロゴ(目次下部)と、R18ロゴも可愛いので是非見て欲しいです。
この眼鏡R18ロゴも表紙でキラキラしているので、ぜひお手にとって見て欲しいです。
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8/23~25 オンラインイベント「創作BLオンリー関係性自論」
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9/8 文学フリマ大阪12
大好きな地元イベントに今年も参加します