春を見つける

実家に戻るといつも散歩をする。
コースはだいたい決まっていて、1時間くらいで行って帰ってこられるくらいの道のり。

おきまりのそのコースを歩いていると、人には全然すれちがわない代わりに、季節ごとに移り変わる生き物や植物に出会う。

もしゃもしゃの笠をしたきのこ。
アミガサタケ？

牡丹桜はまだ咲いていた。葉が柏餅みたいな色味。

歩いていたら、白鷺が二羽、田んぼの真ん中に陣取っているところに通りかかった。
絶妙な距離感を保ちつつ、お互い同じ方向を見てじっとしているのがなんだかおかしい。

ひととおり巡って家に戻ったら、たまに遊びに来る猫がいないかパトロール。残念、今日はいなかった。

ついでに、庭の方もぐるりと周ってみる。
花壇もだんだん春らしい色合いになってきているな。

花壇じゃないところにも咲くチューリップ。
球根は強い。  

あちこち鮮やかな色合いが増えてきて、生き物が活動している感じがして、その辺の道端を見ているだけでも楽しい。春だなあ。

次来るときは、もっと緑が増えているだろうか。
それもまた楽しみだ。