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「注文なんかいらない料理店」 21

今日から有休も使って年末年始の長期休業に入った次男が帰省してきました。
某自動車メーカーの一次下請企業で製造業に従事しています。

必ずしも趣味がすべて合う訳ではないのですが、子供の頃からやさぐれインテリ崩れの父を見て育った次男は、アートや音楽、サブカルチャー全般に嗜好が共通するので久しぶりにそんなことで会話が盛り上がりました。
その流れで、今は寮に住んでいるけどこの先どうするか、長く付き合っている彼女との将来は、会社の(企業としての)長所と短所などについてラフな感じで話しました。

彼はあまり具体的に計画や目標を立てるタイプではないので、自分としては現状こうなら将来はこういうメリットとデメリットがあるというアドバイスに留めます。
芯はしっかりとした自意識を持っているので、本人が好きなようにすればいい。

それでも自分が彼と同じ22歳の時を思い返せば、これほど人として定まっていなかったなと思ったりします。

親子というより、気の合った先輩後輩みたいな関係でいられる心地好さは、長年一人の人格として互いを尊重できてきたからかもしれないですが、家族とはよくもわるくも謎めいた存在です。
特性のある長男とは複雑な関係にあり、ではどうして同じ親子でも異なるのか、答など無いのです。
だから自分は「家族」なるものに拘るのかもしれません。

今日はあんかけ焼きそばを作りました。
普通の焼きそばにしたかったのですが、解凍した豚肉やら早めに使いたい白菜などを片付けてやりたくて、逆にいかゲソやらきくらげを買ってしまう間抜けぶり。
卵とじスープと一緒に。

おいしくいただきました。
ごちそうさま。

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