
2025年2月17日 しゃりもにグミにハマる
将来、歳をとった時に、とろみ食や流動食だと
ひどくストレスが溜まるだろう…と思うくらい、
食感のある食べ物が好きです。
よくテレビでは美味しい食べ物について
「うわー、やわらか〜い」とコメントしていますが、
私にとっては、やわらかい=美味しいでは全くありません。
やわらかいということは、
歯応えがなく、食べ応えがない、ということです。
私の思う、おいしさには歯応えが必要です。
かりかりしているとか、
サクサクしているとか、
もちもちしているとか、
そういった、歯応えが!
これは、私が触感をひどく重要ととらえる、
人間だからでしょうか?
歯が入ることとか、歯が当たる感じなする食べ物を美味しいと認識する傾向があります。
先日、蓮根に片栗粉をはたいて、
豚肉と共に炒め、
甘酢のあんでまとめたものを作って、食べました。
蓮根がサクサクしているのが、
とても美味しい、と感じました。
蓮根は上手に調理すると、縦に割れていく繊維が、
とても良い歯応えになるのです。
一緒に炒めて豚肉よりも、蓮根に夢中になってしまいました。
そういえば、
ごぼうの唐揚げも大好きです。
ごぼうをよく洗って、皮を剥かずにひたすら端から切り、
下味をつけて、片栗粉をはたいて、
揚げ焼きにすると、
蓮根とは違う、かりかりとした唐揚げになります。
ジャガイモやかぼちゃも美味しいですが、
私にとっては、ほくほく、ふんわりしすぎているようにも思えます。
もっと、
かりかり、サクサクとした食べ物がよいのです。
ちなみに、
私が苦手なものは、そうめんです。
今では、できるだ進んで食べないようにしています。
食べると、歯応えのなさにげんなりするからです。
私の中のイメージにある、そうめんは、ひどく安いものかもしれません。
そういえば、そうめんで有名な観光地で食べた、お高いそうめんは、細くてもしっかりしていて、
かみごたえがあり、
美味しくいただけたことを思い出します。
記憶の中の
茹ですぎて、ふにゃふにゃになった安いそうめんが苦手なだけなのでしょう。
ずっと「そうめんは苦手だ」とぼんやり思っていたのですが、
それがかみごたえ、つまりは食感と関係がある、とわかるようになったのは比較的最近です。
つけ麺という、
しっかりした麺をたれにつけて食べる料理を食べて、はじめて、
「私は食べ応えのないやわやわした麺が苦手だ」ということに思い至りました。
私は食べ物に、味や香りと同様に、食感を求めているのです。
果物でも「とろけるように柔らか」よりも、
サクサクした食感のある果物こそ、美味しいと思います。
噛んで得られる、
歯が食い込んでいくような感覚、
弾力、もしくは、サクサク、かりかりした感覚と音は
私にとっては、ストレスを和らげる効果があるような気もします。
ストレスが溜まると、
歯が浮くというか、
本当に「歯がゆい」といしか言いようがない感覚が起きることもあるほどです。
しかし、「噛む」ことが自分にとって、重要な触覚のひとつであるということに気づいたのも、
大人になってずいぶん経ってからでした。
睡眠中の歯ぎしりのために、マウスピースを作って使用するようになって、
ようやく、「噛む」ことにこだわっていることに気づいたのです。
しっかりと何かを噛んでいるほうが,集中できるひともいるようです。
野球選手でガムを噛むのもそういう意味だと聞いたことがあります。
ただ、私にとっては、集中よりは、
怒りや苛立ちを頭の中から逃す効果があるような気がします。
食事でも、歯応えがあるものを好む私ですが、
お菓子でも同様です。
出来れば、サクサク、カリカリしているととても美味しく感じます。
この間久しぶりに、ベビースターラーメンを食べた際、ひどく美味しく感じました。
食感がカリカリだったからに違いありません。
そして、最近気に入っているのが、こちらのお菓子!
ブルボンのしゃりもにグミです。
しゃりしゃりしたパウダーがかかった甘酸っぱいグミ!
このグミのかみごたえ、そして、パウダーが、
私がほしい食感、
触覚の感じで、ひとくち食べてハマってしまいました。
食べるとその瞬間、口の中の感覚に集中してしまうのですが、
それが、とても心地よいのかもしれません。
パウダーのザクザクしゃりしゃりした感じの後に、グミの適度な弾力感がきます。
ちなみに、
ヨーグルト味、グレープ味、コーラ味、思いをつなぐシトラス味の4種類、あります。
定番の味っぽい、コーラ味だけ、まだ食べたことがありません。
私が1番気に入っているのはヨーグルト味です。
どの味も、酸味があるのですが、ヨーグルト味はまろやかです。
グミひとつひとつは、基本的に、たいらな枕のような形をしています。
メーカーさんが狙ったものなのか、
たまたまなのか、
時折、魚のような形をしたものを発見しては、喜んでいます。
子どもの時と違って、気に入ったら自分で何度も買えるのが、嬉しいです。
大人でも、食べたことのないお菓子に、
たまには手を出してみるものですね。
そして、
自分が触覚を刺激するものを求める傾向、そういうものに弱い、ということを再発見することもできました。
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