【要約】定年後でも間に合うつみたて投資【横山光昭】
今回紹介する内容は家計再生コンサルタントであり、株式会社マイエフピー代表取締役である横山光昭さんの『定年後でも間に合うつみたて投資』の一部分です
人生100年時代が現実となり、老後の生活に対する不安が高まっています
特に、定年後の生活を支える資金が不足することに対して、多くの人が心配しています
しかし、定年を迎えてからでも、つみたて投資を始めることで、その不安を解消できる可能性があります
それでは解説していきます
▪︎定年後でも間に合う積立投資について
①定年後の生活防衛費を確保する
定年後の生活を安定させるためには、生活防衛費を確保することが重要です
生活防衛費とは、予期せぬ出費や収入の減少に備えるための資金です
まず、現在の生活費を見直し、無駄な支出を削減することが求められます
たとえば、固定費の見直しや、不要な保険契約の解約などが挙げられます
これにより、節約したお金をつみたて投資に回すことが可能になります
②年金の見込み額を把握する
毎年、年金定期便が郵送されてきますが、これをしっかりと確認することが重要です
特に、50歳を過ぎた人には、年金見込み額が記載されています
年金がどのくらい受け取れるのかを把握することで、将来の収入を予測し、それに基づいて投資計画を立てることができます
③保険の見直しをする
定年を迎えると、保険の必要性も変わってきます
若い頃には必要だった保険が、今では不要となっているかもしれません
特に、貯蓄型保険はリターンが少ないため、見直しが必要です
医療保障や死亡保障も、現状に合わせて再検討することが大切です
不要な保険料を削減し、その分をつみたて投資に回すことで、効率的に資産を増やすことができます
④変動費の見直しをする
生活費の中でも、変動費は節約しやすい部分です
たとえば、食費や娯楽費、交際費などは、意識して削減することで大きな節約が可能です
これらを見直し、削減したお金をつみたて投資に回すことで、将来の資産形成に繋げることができます
⑤投資の基本を理解する
つみたて投資には、個別株やFX、不動産投資など、知識やスキルが求められるものがありますが、初心者にはインデックスファンドやETFが適しています
これらは、株式市場全体の上昇に連動するため、長期的に安定したリターンを見込むことができます
つみたて投資は、リスク分散が基本であり、1つの商品に集中するのではなく、複数の商品に分散投資することが推奨されます
⑥老後資金の不足額を把握する
老後に必要な資金を計算し、その不足額を把握することが大切です
現在の貯金と将来の収入を考慮し、必要な資金を積み立てていく計画を立てましょう
たとえば、毎月の収入と支出の差額を計算し、それを12倍して1年分の不足額を算出します
その上で、老後の期間を30年と仮定し、30年分の資金を準備することを目標とします
⑦ 積立投資の理想的なポートフォリオを考える
つみたて投資を始める際には、理想的なポートフォリオを考えることが重要です
リスクを分散させるために、インデックスファンドやETFを利用し、複数の株式に分散投資することが基本です
リスクを取れる範囲で、自分に合った配分を見つけることが、長期的な資産形成に繋がります
⑧ネット証券での口座開設を行う
つみたて投資を始めるには、ネット証券での口座開設が必要です
NISA(少額投資非課税制度)を利用することで、税制上のメリットを享受しながら、効率的に資産を増やすことが可能です
ネット証券では、手軽に口座を開設でき、つみたて投資に必要な商品を選んで購入することができます
▪︎【まとめ】定年後でも積立投資は間に合います
定年後でも間に合うつみたて投資は、老後の不安を解消するための有力な手段です
早めに準備を始め、無理のない範囲で投資を続けることが、安心した老後を過ごすための鍵となります
生活防衛費の確保、年金の見込み額の把握、保険や支出の見直しなど、基本的な準備を怠らず、少しずつでも投資を始めてみてください
これからの人生を、より豊かに、そして安心して過ごすために、今日からできることを始めてみましょう
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