オリザニンってご存じですか?
ビタミンB1と呼ばれています
かつて、脚気という病気が流行っていた。戦死で亡くなった人の数より、脚気によって奪われた命の方が多かったというほど。
江戸患いや大坂腫れなどと呼ばれて、日本でも大流行して、結核とならぶ二大疾病だったようで、昭和になってからも何度かリバイバルヒットするほどの恐ろしい病気。
そんな病気に対して、革命的な発見があったとされるのが「オリザニン」。
これが不足したことによって、欠乏症が起きる。その事が悪化していくと脚気となる。
白米を食べるようになったことにより、さまざまなな要素が足りないという状態があり、それを補う研究の結果、米ぬかに含まれていた。
米ぬかに含まれていた有効成分というのが、
「オリザニン」です。
それを発見したのが、鈴木梅太郎です。
この発見は世界で初めてであり、人類がのちにビタミンといわれる物質に出会った瞬間なのです。
オリザニンがビタミンになったのには、きちんとさまざまなもので説明されているので、詳しいことはこちらを見て頂くとして、個人的には鈴木梅太郎という人間が実にすごいということを知ってくれたらいいなぁ~と思って、今日はこの記事を書いています。
この研究は、のちにさまざまな影響や成果を産み出し、最終的にはノーベル賞を得ます。
そこに鈴木梅太郎の名前はありません。
それでも、オリザニンという成分を見つけ、
日本中、世界中から一つの病気に限らず、さまざまなな研究に影響を及ぼす世紀の大発見をしたことは間違いないのです。
というわけで、本日12月13日はビタミンの日です。三日坊主という言葉も脚気から来ていると言われているので、脚気とはつくづくひどい病気だったようですね。
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