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dot.34 いとおかしってどういう意味!?

言葉は時代で変化する

今日は言葉について、書いていこうと思います。

皆さんは「趣きがある」って聞くと、どんなことを思い浮かべますか!?

今日、あるきっかけがあって、
改めて「趣きがある」について考えてみて、
あることに行き着いたんですよね~。

「趣き」→そのものが感じさせる風情・しみじみとした味わい。全体から感じる様子、ありさま。

ということなんだそうです。

改めて調べて、分かったのはまぁ、
雰囲気的な~!?っえ思ったんですよね。

じゃあ、風情ってなに!?
風情っていうのは風流、風雅の趣き、情緒。

うーん、なんか言葉ではなかなか形容しがたい感覚だよなぁ~って感じ。

つまり、「趣きがある」って感覚的なものなので、
ひとりひとりが同じように感じられるものではなくて、それぞれがそれぞれの感性によるもののような気がしますよね。

ということで、なんか似たような言葉はないかなぁ~って調べていたら、こんな言葉に出会いました。

「いとおかし」

「いとおかし」はとてもに趣きがあること、非常にかわいらしい。という意味だといわれていて、
感動を表すことに使われる言葉になります。

となると、いとおかし=趣きがあるというわけです。

平安時代に使われていた言葉は時代を経て、
形を変えましたが意味はそのままの感じがありますよね。

では、「いとおかし」を現代風にしたら、
どうなるのか!?

なんと、そんな言葉があるんです!
皆さんも1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。


それが

「エモい」

です。

「エモい」って聞いたことありませんか!?

なんか若者言葉のようですが、割ともう標準化されつつある言葉で、定着しつつありますよね。

「エモい」→英語のEmotional、感情的という意味の単語が由来で、感情が動かされた状態・心が突き動かされた瞬間などのことを表した言葉です。

つまり、言葉ではうまく説明出来ない感情だったり、感動を分かりやすくするためにある言葉。

あれ!?なんか気づきませんか!?

そうなんです!「エモい」は趣きがあるってことなんです。つまりは「いとおかし」なんです!

いとおかし←趣きがある→エモい

となるわけです。

平安時代から、令和まで人は言葉にならない感情を言葉にして生きてきたわけです。


一見全然違う意味を持ちそうな言葉が全部同様な状態を表しているなんて、言葉って本当に面白いですよね!

なぜ、「趣き」について考えたのか。
あるきっかけっていうなのは、昨日のことなんです。

ある人にここは趣きがないなぁ~って言われたって話を聞いたんですよね。

趣きがないなぁ~。
それはその人が思っているだけであって、
万人がそう思うわけではないですよね。

なのに、自分が思っていることを声高に言葉にしてしまうのは、なんだか頂けないなぁ~って思ったんですよね。

それで「趣き」って改めて考えてみたんですけど、
自分の考え方は間違っていなかったんですよね、

十人十色、千差万別、人はそれぞれの考え方があるのに、一刀両断に怒りに任せてしまうのは、それこそ
「趣き」がないですよね。

趣きがないと趣きのない人がいう。
あぁ~いとおかし。

そうそう、エモいの反対語もあるんですって。
それは感情的の反対で、論理的ということで、
「ロジカル」というようですが、こちらはあんまり耳にしないので、使われていないのかもしれません。


ということで、今日は言葉は「エモい」ということに
ついて書いてみました。


ちなみに去年の8月3日は、はちみつの日について書いたんですが、ほとんど読まれていなかったので、
よろしければ読んでみてくださいませ。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
それではまた。





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