【海士町】船上インタビューでイン旅ューの感想聞いてみた
無名人インタビューというのはなんなのだろうか。
私qbcが趣味で始めたものが、なんだか人を巻きこんでいくうちに、こうなった。なんかやってるようで、何も産んでないのかもしれないとも思ったりする。でもまあ楽しいからいいか、みたいな。
ともあれもう5年目が見えている。
その中で、今回、海士町という島根県の離島に旅立ち(海士町に行くのは2回目)、そこで初インタビューをするという試みをした。
「無名人インタビュアーになる旅」すなわち「無名人イン旅ュー」である。
ただこれはインタビュアー側から見た視点であって、もちろんインタビューを受けた側からの視点もあるかと思うのだけれども、それはともあれ、今回はインタビュアーサイドの物語ということで。
その土地の人の話を聞くということは、いったい、話を聞く人にどんな影響があったんでしょうかね。
まえがき:栗林康弘・qbc(無名人インタビュー主宰・作家)
今回の参加者は 海士町イン旅ュアー(2024夏)の皆さん です!
ミミハムココロさんの感想
——イン旅ューはどうでしたか?
オンラインだけの知り合いの人たちと3泊4日の旅行は不安だったんですけど、今はすごく来てよかったなって思ってます。
初めてインタビューをやり遂げたという達成感もそうですし、単純に日本にこういう離島があって、海士町って場所があって、そこにこういう人たちが住んでるんだって知れたのが、すごく良かったなって思います。
——インタビューのある旅と、インタビューのない旅の違いって、どこにあると思いますか?
インタビューがあることで、その土地での暮らしが見えるのが違いですね。
美術館とか観光スポットとか行ってみるだけだったら受身なんです。自分がどう感じるかしかない。
けど、インタビューは情報が双方向になる。
そこでどんな暮らしをしているのか聞けるし、住んでいる人と話したという記憶も残ります。その話の中に出てきた場所が、自分の中でぼんやりとした風景じゃなくて、その人にとってのこういう場所なんだという気持ちを持ちながら見ることができる。
だから、インタビューがある旅とそうでない旅とは、全然違いましたね。
——海士町自体は、どうでした?
初日、旅館の中村さんが港まで迎えに来てくださって、車で宿まで送ってくださいました。その時、対向車にも挨拶している姿が2台くらいあって印象的でした。
3泊4日過ごしている中でも、自分にも挨拶してくれる島の人がいっぱいいました。
住民同士ですごく挨拶し合っているなというのも感じました。僕が今住んでいる神戸では、正直そんなに挨拶していないんです。知っている人にはしますけど。
やっぱりあの島は顔見知りが多いんだろうなと思いました。知らない観光客として来た僕らにも、子供たちも大人の人も挨拶してくれて。それがすごく温かいなって単純に思いました。
ミミハムココロさんのnoteはこちら!
ゆいぴさんの感想
——イン旅ューはどうでしたか?
シンプルにすごく楽しい旅でした。私はインタビュー経験が旅の前からあったので、インタビューに対する不安は特になくて。旅行気分でずっとわくわくしてましたね。普段は山中に住んでいるので海に囲まれた島、離島は新鮮でした。うわ、海ってやっぱりいいなあって思っちゃいました。
それから、私は海士町と連携協定を結んでいる福島県磐梯町の地域おこし協力隊でもあるので、その目線からも海士町を見ていたんですけど。
地域おこしのトップランナーと呼ばれる海士町の取り組みは、視察に来てその土地の様子がわかったとしても、なかなか他の町で真似できることではないなとも思いましたね。
地域によってゴールとか正解とかって違うので、真似すること自体おかしいのはわかっているんですけど。なんか、他にはない愛を感じました。
——インタビューのある旅とない旅、どう違いましたか?
インタビューのある旅はもちろん初めてだったんですが、インタビューしてる最中は自分もこの町に住んでる気分になっちゃいましたね。相手と自分を重ね合わせる、じゃないけど。
当然のことではあるんだけど、ちゃんとその人の暮らしとか人生の中には海士町があって、そこに引きこまれたというか。飛びこんじゃったというか。海士町にまだ数日しかいないのに、だいぶ長く滞在しているような気に錯覚してしまいました。
それがイン旅ューと普通の旅の違いですかね。
ゆいぴさんのnoteはこちら!
一休誰絵さんの感想
——イン旅ューはどうでしたか?
インタビューをするのが不安で、「前日まで熱が出てくれ!」と思っていたくらいでした。でも、結果的に来てすごい良かったなっていうのが率直な感想ですね。
——海士町の印象は、どうでしたか?
島自体の印象は、すごいオープンな感じで、開かれた島という感じでした。行く前は漁師町のようなの荒々しいイメージを持っていたりしたんですが、全然違いましたね。穏やかな人の多い島でしたね。
それから、海士町の公式noteなどを見て、キラキラしたベンチャー企業のようなイメージも同時に持っていたんですけど。正直、そのキラキライメージにたじろいでしまう部分もあったくらいなんですけど。
実際に訪れてみると、地に足のついたエネルギーを感じました。良い意味で、嫌味のないキラキラ感がありました。
さらに、島にいる人たちにインタビューして感じたのは、若者がすごく集まってきてる場所なんだな、ということ。しかも、島の発展にみんなで参加している一体感ですね。その空気が伝わってきました。
そこは、ただ単に島をぐるっと回って観光するだけではわからなかった一面だと思います。
——インタビューのある旅とない旅、どう違いましたか?
旅行の楽しみ方が変わったと感じています。
以前は、建物の構造や食べ物、その土地の全体的な雰囲気を楽しむことが多かったのですが、今回のように地元の方々にインタビューをする旅は、その土地に対する見方が大きく変わります。
元々、一人旅が好きで、よく旅には出ていたんですけど。
そういった旅では、なんとなくその土地の空気感や、好きな建物の構造、その土地の食文化などに注目していました。
けど、いつもの一人旅では、人々の生活や考え方についての情報を得られることは、少なかったように思います。
インタビューのある旅では、その土地の人々がどんな生活をしているのかを知ることで、自分もその地域で暮らしているような錯覚というか、擬似体験できたような。
地元の方の視点から見た、その土地の特徴や空気感を知ることで、旅に対する解像度が一段階上がるような感覚です。
インタビューのある旅は、その土地をより深く理解し、新たな視点を得られる素晴らしい機会だと実感しています。
——うお、めちゃくちゃありがとうございます。
それから、個人的な体験として、海士町に滞在してからニキビが減少して、体調が良くなったような感覚がありました。
都会の空気と比べて、ここの空気がきれいだからかもしれません。
また、地元の人々の目には光があって、都会で見かける疲れた雰囲気がありませんでした。
360度海に囲まれたこの環境が、人々にそういった活力を与えているのかもしれない、とも感じました。
一休誰絵さんのnoteはこちら!
終わりに
三者三様であったものの、やっぱり現地に住む人と話すことで、旅の記憶は濃くなりますね。
「生活を知ることができた」
「自分がもっと長くそこにいるような気がした」
「疑似体験できた」
なんか、ふるえるほと良いことしかないんだが、、これが、「インタビュー記事を読む」ことでは得られない「自分でインタビューする」ことの最大価値だと思う、思ってるぜ!!! 神様ァァァアアアー!!!!!
ということで、
その他の「海士町イン旅ュー2024年夏」記事もお楽しみにねー!!!!!
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