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過敏性腸症候群で人生の大半を過ごした話

おはようございます!
朝日がまぶしい南向きの部屋で良かったと思う柚佳です。

あなたは毎日”快腸”ですか?
私はそんな日を夢見てうん十年、
保育園児時代から胃腸が弱く、病院に行くのは大抵お腹の調子が悪い時で、
小学校に入ってからはげりぴーの日もあれば、
数日べんぴーの日が続いたりしていました。

中学生になってからは大体げりぴーの毎日。
特に試験の日が大変でした。
試験の最中にお腹の急降下が来たら、
脂汗と冷や汗で生きた心地がしませんでした。

高校生になってもそれは変わらず、
通学が電車で1時間超なので恐怖の毎日でしたし、
試験の何日も前から緊張しっぱなしでした。

大人になってもこれがずっと続き、
ドクターショッピングの日々が続いたのですが、
何が一番つらかったというと、
もちろん症状自体があれこれ手を尽くしても改善されないことなんですが、
それ以上に”周りに理解されないこと”がつらかったです。
それが家でも外でも同じでした。
「またトイレ行くの?」
「またあの人トイレ行ってるよ。
家でしてこないで会社でするなんて信じられない。」
「私、毎日スッキリ出るから。出ない人の気持ちなんてわからない。」
「あなたがお腹痛くなったせいで、つまらなくなった。」

元々何もしなくても快腸の人にはピンとこないかもしれませんが、
スッキリ出た日・お腹が痛くない日はとにかく嬉しくて、
なんでもさくさくこなせる感じで心も上向きになれるのですが、

出ない日や出過ぎた日、お腹が痛くて落ち着かない日は
心がザワザワして不安になったり、
薬が合わなくて猛烈な腹痛に襲われる日もあったり、
楽しいイベントの時にトイレを往復して全然楽しめなかったり、
とにかく私の人生の大半はお腹問題との闘いと言っても
過言ではないのです。

ここ10年位でやっと心と腸の関係がわかるようになって
脳腸相関”という言葉もあちこちで聞かれるようになりましたし、
過敏性腸症候群”というのも一般的に知られるようになりました。

それで、やっとこの苦しみが科学的に証明されて理解される日が来たか…と思いましたが、
世間で知られるようになったからと言って
自分の周りでも理解されるかと言ったらそれは別です。

やっぱりまだまだ理解されずに私と同じように一人で悩んでいる人も
たくさんいると思うんです。

私は年齢とともに、あと漢方薬を取り入れて少し症状が治まりました。
以前のような猛烈な腹痛やトイレの往復、トイレに長時間籠もるようなことは大分減りました。
それでも、時々以前の様な症状が出ると
毎日こんな状態でよく学校に行って勉強できてたな、
こんな状態で会社に行って仕事出来てた自分を褒めたい、
と思うんです。

自分以外の誰かが褒めてくれなくてもいいんです。
私は頑張った。
人に迷惑をかけないように周りに気を遣ってきたし
たくさん準備したし改善のための努力をいつもしていた。
ただ、自分を大切に扱うことを知らなくて、
我慢することが得意になってしまっただけ


と、今なら堂々と言えますし、
以前はトイレに行くことや病院通いをする私を責める人がいたら
そういう人を心の中で強烈に責めてました。
今なら何を言われても言い返せますし全然平気です。

そんなことで、
今日は自分の身体について考える1日にしたい、と思っております。

そして、みんな自分の身体のことを後回しにしないで
最優先してほしいなぁ
と思うのでした。


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