焙煎による見た目や味の変化について
こんにちは。oceanrich(オーシャンリッチ)です。
11月にコーヒー豆の焙煎についてご紹介する記事を投稿しましたが、
今回は焙煎による見た目や味の変化について、
実際にミディアムローストとシティローストの2種類を飲み比べた感想と共にご紹介します。
飲み比べに使用した豆の紹介
古い歴史を持つエチオピアコーヒー
今回飲み比べに選んだ豆は、エチオピア産のグジです。
エチオピアコーヒーは、日本では「モカコーヒー」とも呼ばれています。
モカという名前は、エチオピアの隣国イエメンのモカ港から輸出されたコーヒー豆を「モカ」と呼んだことが始まりです。
対岸のエチオピア産のコーヒー豆もモカ港から一緒に輸出されていたため、その名残からイエメン産とエチオピア産はモカと呼ばれています。
諸説ありますが、エチオピアがコーヒーの起源とも言われています。
9世紀に羊飼いの少年カルディがコーヒーの実を食べて飛び跳ねているヤギを見たことによって、コーヒーの飲用が始まったという伝説があるそうです。
エチオピアのコーヒーは古い歴史を持つブランドなんです。
エチオピアコーヒーは香りと酸味が特徴
エチオピアコーヒーは世界最高の香りを誇るとも言われ、フルーティーな香りと強い酸味が特徴的です。
「コーヒー=苦い」のイメージを覆すほど、他のコーヒーと比べて苦味が控えめです。そのため、ブラジル産など苦味の強いコーヒーとブレンドして飲まれることも多いです。
個人的には「紅茶とコーヒーどちらを飲もうかな?」と迷った時に飲みたいコーヒーです。
エチオピアコーヒーには「シダモ」「ハラー」「イルガチェフェ」などの種類がありますが、収穫地の名前がそのままコーヒー名になっています。
今回選定した「グジ」は、エチオピア産の中でもより甘味があって滑らかな風味をしています。
2種類の焙煎度合いで飲み比べてみました
酸味と風味を最も感じられるミディアムロースト、酸味と苦味のバランスが良いシティローストの2種類を飲み比べてみました。
↓焙煎について詳しく知りたい方はこちらもチェック!
豆の状態の違い
見た目だけでも違いを感じられますが、香りも全然違うんです。
シティローストは豆の入った袋を開けた瞬間にコーヒーの香りが漂い、「早く飲みたい!」と思うほど良い香りでした。
コーヒーミルで挽いた後はこんな感じです。
挽くとより色の違いがわかりますね。
出来上がったコーヒーがこちら!
コーヒーの色も豆と同じような色をしています。
ミディアムローストはフルーティーな酸味がまるで紅茶のようでした。苦味が無く、かなりすっきりとした飲み口です。
シティローストは特徴的な酸味をまろやかに残しつつも、優しい苦味とコクがありミディアムローストよりコーヒーらしさが増していました。
豆の種類にもよりますが、一般的にはこのように煎り方が浅いほど酸味を感じられ、深いほど苦味が増します。
焙煎による違いを楽しむ
今回ミディアムロースト とシティロースト の2つを比べてみましたが、豆の煎り方1つで同じ豆でも見た目や味が全然違いました。
自分の好みや気分に合わせて焙煎度合いを変えることで、コーヒーをより美味しく楽しむことができると思います。
豆の種類によって焙煎度合いを変え、その豆の良さを引き立たせてみるのも良いですね。
みなさんも焙煎による違いを楽しんでみてはいかがでしょうか。